電気の苦手なアコースティック・ギタリストに贈る…

アコースティック・ギターの音色は好きだけど,電気の分からないギタリストの一助となれば幸いです.

残響音の消え方

2011-05-08 17:05:29 | リバーブ
どうしてアコースティック・ソロ・ギタリストの多くが

往年のLEXICON LXP-1を好むのか!?

お気に入りのアーティストがこれを使っているから!?

操作がわかりやすく,電気の苦手な人にも扱いやすいから!?

LXP-1の残響音が特筆されるモノだから!?

移動に優しい1/2Uだから!?

様々な理由があるでしょう.

かくいう私も上記の4つの理由からLXP-1はお気に入りです.

ギターと小さなエフェクタバッグだけで,ライブ会場に向かえます.

これが1Uのリバーブとなるとそうは行きません.

1Uの入るエフェクタケースは巨大で重いです.

(^▽^;)


しかし,LXP-1も市場に出てから幾年月.

メンテナンスもかなり大変な部類に入っています.

ちなみにLEXICON日本総代理店のヒビノでは取り扱って頂けません.

少なくとも私のLXP-5の電源部分のコンデンサが壊れたときには.

LXP-1の方が,LXP-5よりも古いです.

電解コンデンサには寿命があります.


そう考えると,現代的でコンパクトなリバーブを発掘しなければっ!

代表選手は


 T.C. Electric NR-1


 Digitech RV-7

などが有名どころでしょうか!?

どちらもLXP-1に優るとも劣らない作品です.

RV-7においては電池駆動も可能です.

(新しいアルカリ電池はACアダプタを軽く凌駕します)

操作性も悪くありません.

もちろん残響感もバッチリです.

お値段もサイフに優しいです.ヾ(=^▽^=)ノ

MIDIさえ使わなければこれらの機器でOKでしょうネッ!

概念は解ったから… (汗)

2010-04-14 20:12:05 | リバーブ
理屈は解ったからいったいどうするの?

…ってな声もなく,恙なく進んでいきます.(*^^*)


ピックアップからの出力は大変小さな電圧で,そのままの電圧を長いシールドで出力しますと

シールドからノイズが乗ったり,シールドのおかげで減衰したり.

後々扱うことの難しい信号に変わってしまいます(といっても私はライブで5mのシールドです).

よって,プリアンプ(前段増幅器)が必要になるでしょう.

一般に業務用オーディオ機器ではダイナミックマイクの場合,0.775Vを0dBの基準として,

-50dBu(10の50乗分の1)程度で,ギター用のピックアップもその程度の出力です.

ピックアップは弦の振動や表板の振動するエネルギーを電気エネルギーに変換するので

せいぜいその程度の電圧です.

この信号をノイズに強く,扱いやすい電圧へと変換するのがプリアンプです.

理屈で言えばギターに内蔵されたプリアンプはもちろんのこと,

ベルトやストラップに付けられるMixProは大変理にかなっています.

扱いやすい電圧(-10dBu程度)まで増幅された信号をHi,Mid,Lowなどのイコライジングを施して

「アンプ」へと導いてあげます.

小さい電圧を扱うだけにプリアンプが及ぼす音への影響は大きく

好みのプリアンプを探すのは大変なことです.

私もBOSS AD-5,CREWS DPA-2A,L.R. Baggs MixPro,Para Acoustic D.I.,ART DSP2,Fishman PocketBlender等を使いましたが,

一番のお気に入りはCREWS DPA-2Aです.


また,ギター-プリアンプ間のシールドは大変小さい電圧を扱っているため,

出音への影響も大きいです.

CANAREのTRSステレオケーブルからベルデン8412+ノイトリックに変えたときには

霞の向こうの遠くで鳴っていた音が霧が晴れてすっきりしたのに驚きました.

まさしく目から鱗が落ちた状態でした.(笑)

お値段は4倍程度になりますが….(汗)

エフェクタな訳

2010-04-13 22:15:49 | リバーブ
そもそもReverb(リバーブ)って何なんでしょうねぇ?

電気の苦手なアコースティック・ギタリストにとっては謎まみれです.(汗)

エフェクタで言うところの「残響感」なんですが,

生でギターを弾くと弦の振動からトップの振動,さらにバックやサイドからの反響.

さらに言えばネック,ヘッドの共振等々.

それぞれが材質の響きを持って,演奏中の空間(居間なのか屋外なのか等々)からの反響.

さらにそれぞれが時間差攻撃で耳へ届きます.

マイクを立てて録音していた頃には「良いスタジオ」といわれる場所もありました.

ピックアップでそれらを再現するには前述の要素を

“適当なバランスで”混ぜることが必要になってきます.

それを具現化しようとマルチ・ピックアップや空間系エフェクタが開発されています.

マグネットで弦の振動を,ピエゾでトップの振動を拾う.

さらに胴の鳴りをコンデンサで拾う.

…やっていくとキリのないモノになりますし,ハウリングにも繊細になってきます.

そこで私のたどり着いたのが「マグネット+ピエゾ」です.

ひょんな事から新岡 大さんのサイトに行き着き,師匠と呼ばせていただくようになり,

現在に至っております.


誤解を恐れずに記述しますと…

やっぱり生ギターは「マグネット+ピエゾ」+「コーラス&リバーブ」でしょうか!?

シンプル&安価にまとめるならL.R. BaggsのM1 Active+T.C. ElectricのM350ですかねぇ.

1Uのデュアル・エフェクタは特に注目です.

コーラス重視なら前述のM350.

リバーブ重視ならLEXICONのMX200.

どちらも現代的なデジタル技術でコーラス&リバーブを満足できるモノにしてくれます.


素人が限られた予算の中で,趣味として如何に自分を表現していくのか!?

様々なソロ・ギタリストの演奏を耳にしましたが,

それぞれに拘りを持ちながら機材を選んでいますねぇ!

プリアンプ増殖

2010-02-10 21:49:17 | リバーブ
やっぱりミキサーからのSEND-RETURNでかかるエフェクトは楽チンです.

2008/08/28に落札したRoland M-120は音質も操作性も私には十分.

おかげでメインがラックになってしまいます.

dbx 1066(2009/10/04) というコンプレッサも備えて

LEXICON MX200(2009/10/24)とT.C.Erectronic M350(2009/08/28)の4Uです.

プリアンプもLR Baggs ParaAcoustic D.I.(2009/10/31)が増えたり,

Fishman PocketBlender(2010/01/06)やART DPS ll(2009/11/25)も増えたり.

当日の荷物の量によって使い分けています.

でもART DPS llはまだまだ使いづらいですなぁ.