T.C. Electric NR-1には5つのツマミと5つのスイッチがあります.
まずはどんなリバーブタイプを選ぶのか?!
ライブではhallのchurchやclassic,
もしくはplateのsilverが私の好み.
録音にはroomのmediumかlargeってところでしょうか!?
5つのスイッチによって好みのタイプを選びましょう.
タイプが決まったら,次はそのタイプの設定です.
ここで5つのツマミが登場!
私の設定チャートですが,
1.
まずはリバーブの音がよく聞こえるように,
1番右のmix levelを2時くらいまで上げます.
NR-1の場合,12時で生:効果=1:1程度でしょうか.
実際に使うときには9~11時程度でなきゃ生音が効果音に埋まってしまいます.
2.
続いて残響が消えるまでの時間,1番左のツマミのdecayを調整します.
タイプによって異なりますが,前述のライブ用のタイプでしたら
曲のスピードに合わせて,12~3時くらいでしょうか.
気持ちの良いところを狙います.
3.
次に生音が効果音に埋まらないようにpre delayを調整します.
あんまり左へ回すと生音と効果音が分離できずに
モヤモヤした感じになってしまいます.
(これはこれでcolorでどうにかできますが)
私の場合は会場の跳ね返りを感じながら,曲に合わせて調整します.
おおむね,バラードで1~3時程度です.
スピードのある曲では10時くらいも気持ち良い!
ここまではLXP-1にも付いているツマミです.
LXP-1ではそれぞれ
mix,decay,delayと表現されます.
4.
ここからがNR-1やRV-7にはあるが,LXP-1にはない調整です.
効果音のトーンを味付けするツマミですが,
NR-1ではcolor,RV-7ではLivelinessと表現されます.
反射する壁の表面をイメージする感じになります.
私はちょっとハイよりで,効果音を印象づける味付けです.
ツマミの位置は1~2時程度です.
このツマミを左右に調整することで,生音とのトーンを変え,
うまく分離させることも不可能ではないです.
5.
TC独自のdynamicはとてもおもしろい効果です.
音符の繋がり方によって効果音の出方や消え方を変化させることができます.
音数が多いと効果音全体の大きさが小さく,
音数が少ないと効果音がはっきりとわかる大きさにすることができます.
曲全体を通して設定するとおもしろいです.
6.
最後に1.で設定してあったmixを調整し,
生音の邪魔にならないようにします.
最終的には9~11時程度でしょうか!?
欲を出すと生音は効果音に埋まってしまいます.
くれぐれもお気をつけ下さい.
このステップでしたら現場で調整するのも最短の時間で可能でしょう.
生ギターらしさを表現するも良し,
効果音を強調して異次元に浸るも良し.
試行錯誤を楽しんで下さい.
(⌒∇⌒)