四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
EXPEDとハイキング (その2)
鼻歌交じりの林道歩きも飽きてきた頃、今回のハイキングの最高地点に到達、尾根の反対側に出ると海と空が暮れなずんでいる。
Hubiはこの絶景を眺めながら煙草を一服。
普段は吸わないのだが、気分がいいときにゆっくり味わうそうだ。
尾根通しに歩いて少し標高を下げると本日の宿泊地。
荷を下ろして今夜の寝床作りに励む。
Hubi:ERGO HAMMOCK COMBI
森本:SCOUT HAMMOCK COMBI UL
新井:TRAVEL HAMMOCK + BIVY-PONCHO EXTREME
柳谷:SCOUT HAMMOCK + SCOUT TARP EXTREME
俵:VELAⅠUL
俵だけなぜかテントだが、EXPED HAMMOCK ALL STARSである。
そう、今夜は皆ハンモックで眠るのだ!!
限りある木立を利用してのハンモック設営には若干の時間を要したが、なんとか設営も完了。
5人が余裕で集える広さのSCOUT TARP EXTREMEで夕食の始まり始まり。
我々からHubiへの日本的夕食のプレゼントは「お寿司」。
町のスーパーで食材を買い、凍らせたプラティパスと一緒に保冷バッグに包んで担いできたのだ。
各自がしっかりと役割をこなしてあっという間に準備は完了。
あとは思い思いに巻いたり包んだり。
Hubiは日頃から日本食をよく食べているようで、手巻き寿司も家でチャレンジしたが上手く出来なかったそうだ。
しっかり日本の技を盗んでくれよ!
酒や肴も手伝ってタープの下は熱気ムンムン。
ハンモックに並べて灯した明かりも雰囲気を盛り上げて、我々の集会所はアジアの屋台と化したのであった。
楽しい宴はあっという間に時間が過ぎて、そろそろ寝る時間だが気になるのは先ほどから降り始めた雨だ。
悪くならなければいいが・・・。
そろそろ片付けて寝るとしよう、ハンモックで。
(その3へ続く)
