四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
お泊りシノギング~2023~の様子【当日編】
【前夜祭編】はコチラ
さぁ時は満ちた。我々の本陣ショールームも準備万端。
いざ開場!と同時にそろりそろりとシノラーがご来場。少し早い電車便で森勝氏も合流。
早速別荘設営に取り掛かる皆さん。
近隣山域を薪の調達しながらシノギングしてから入場される強シノラーも現る。
今年は時間ごとにかなり分散しており、少しずつ別荘ができ、集落が形成されていった印象。早く来場すれば、良い場所選びたい放題だが、お泊りの方々無理なく張れるように定員も設定しているので、遅めの参加でもそれはそれで問題はない。
森勝氏も今年は勇み足で、来るもりまさるショーに向けて、下準備をしっかりしており、既に準備万端 笑
集落が落ち着くまでは、我々は周りの別荘を下見しながら見回り。張り方や各所工夫に困っていた方々へアドバイスしつつお手伝い。
そうこしていると、お申し込みされた方のみの出し物「地図読み講座」の初日のお時間。ぞろぞろと参加者シノラーが集う。
例年通り(昨年は例外)、柳谷、谷島、森勝氏の3チームに分かれて、それぞれの地図読み講座を展開するという内容。
チーム分けは公平に決められ、まずはオールブラックスなチーム柳谷。
1名キャンセルが発生し、都合ワンツーマンとなったチーム谷島。
毎度キワモノ講座を展開するチーム森勝。
初日はそれぞれ机上講習にて、明日二日目に実地シノギングへ繰り出すという流れだ。
チーム柳谷は、少し奥まったところのジベタリアンスタイルで講習を開始。いかにも怪しい。。
チーム谷島は疑似的な机上にて、ワンツーマンでしっかり地図読みと向き合う。
チーム森勝は同じく机上スタイルを展開後、キャンプ場周辺をグルグルと歩き回る相変わらずの独自路線。
それぞれみっちり1時間の講座を終える。
この講座も特別なことはしておらず、むしろ普段のシノギングイベントでも語れることが多い。ただ普段イベントでは参加者8~10人となり、中々ゆっくりしっかり皆さんとお話することが難しい。その点この2人1組に講師が1人付くスリーマンセル方式は、しっかりそれぞれのテーマに則って話し合い、実地講習もでき、非常に有意義な講座だと思う。
その間他集落では、、まったりゆったりとした時間が流れる。このそれぞれの時間を堪能してもらうのもお泊りシノギングの醍醐味。
ここからは立て続けで参らん。
去年は残念ながら開催できなかった「もりまさるショー」のお時間。今年の森勝氏は一味違うぜ。1人で参加者全員をしかも1時間も相手出来るよう、下準備仕込みもばっちり笑
あんなことや。
こんなこと。。
そんなことまで。。。
そして最後は森勝氏十八番のナイフ談義(自慢)に花を咲かせる。いやはや1人で約1時間、しっかりショーを展開されていた。流石プロフェッショナル!
そのショーの合間に、、ジビエ肉がひっそりと到着。まるで闇取引をしているような図。N氏、いつもいつもお肉ご提供、ありがとうございます。
もりまさるショー後も、大人気の森勝氏。それぞれ疑問に思うあれやこれやへしっかりと応える、その姿勢に感服です。
そして、本日最後の出し物「凌談義」のお時間へ。いつもの場所でしっぽりと開始。
毎度同じ内容部もあるが、実は基本的には毎年テーマを変えて談義をしている。今年はあんなことやこんなこと。。
この談義を通して、それぞれの解釈で凌、シノギングへの想いを寄せていただければ幸い。
私からは以上です。
談義を終えるころにはヨヒヤミ。
ある意味ヤバすぎて写真に収められなかったが、ジビエ肉のサービス配給も完了すると、それぞれの別荘に明かりが灯りだす。さぁ静かな晩飯晩酌、交流のお時間へ。
いただいたジビエ肉は色々な調理方法があるが、やはり炙りが一番美味し!
今年はちょっぴり、皆さんの別荘地へもそろりそろりとお邪魔します。
なぜかって?バッ〇マン顔負けの凌シグナルで月尾根シティから助けがきていたもんでね。
森勝氏は一旦帰宅。それを聞きつけてか森勝ブースは少数ながら盛況。最後にフリスビー談義に花を咲かせていた。
帰りしなにも怪しそうな別荘に助言を残していく森勝氏。流石プロ!
こうしてそれぞれの夜が更けていくのであった。
明くる朝。
晩秋の稜線が如く霜を降ろしていたのは我らが凌ウェア達。昨夜は無事-2℃まで下がり、カバーは勿論そこからハミ出た部分へも漏れなく霜の応酬。
誰かがトンカントンカンし始めると、それにつられてムクムクと起き出す。集落の朝は早い。
朝食を終え陽も上がれば、お隣さんやご近所さんへのご挨拶。朝の静かな交流だ。この時間が私的に一番好きだったりもする。
機を察してかぞろぞろと集まり出すシノラー達。「凌いで候う粗品贈呈」のお時間。
簡単なご挨拶の後、早速贈呈式の開始。
まずは、「生活感が出ていたで賞」のE氏。
自身を理解し、既存の道具を自分なりに創意工夫され使いこなす様、そして生活感溢れる様が素敵でした。おめでとうございます!
続いて、「家族になろうよ賞」のMご夫妻。
試行錯誤されながら仲睦まじく展開されていた別荘。写真には納められなかったが1つのハンモックに2人仲良く座って食事等とられていて素敵でした。おめでとうございます!
そして、「正に凌いで候う賞」のH氏。
何を隠そう凌シグナルで我々を呼び寄せた(勝手にお邪魔した)当本人。熱心に凌シノギングに打ち込むその姿と、そこから自然と滲み出てしまう凌ぎ臭に感服です。おめでとうございます!
我々の贈呈式は以上だが、台の上にジャラジャラと小道具を広げる森勝氏。。そう、これがもりまさる賞なり。
粋な選定にて選ばれしシノラー達がこの道具たちをゲットされた。
いいなぁ~笑
ちなみに我々の凌いで候うも含めて、毎年選定基準は変わる。むしろ毎度適当なのでアテにしないように笑 これら粗品贈呈に囚われず自然体な気持ちで参加してもらえれば幸い。
さて少しの間を置いてから、締めくくりともなる「地図読み講座」の二日目のお時間。
チーム柳谷は何やら入念にシノギングルートを確認中。どんな地図読みシノギングとなるかな?
チーム谷島は凌神器のお貸し出しと共に、昨日決めたルートを再確認。目指すは別荘地。
チーム森勝は我々が支給した地形図は使わず、果たしてどんなエリアをどのように地図読みして帰ってくるのか?
それぞれの実地講習は参加者のみぞ知る。。
我々が凌いでいる2時間の間、集落の時間は相変わらずまったり流れているのであった。。
2時間ちょい過ぎにて、チーム谷島とチーム森勝はキャンプ場までの道中で合流し、無事下山。それぞれの地図読み情報交換に花を咲かせる。
チーム柳谷はいつも通り、30分ほどオーバーして笑 無事下山。その後もグルグルとキャンプ場周辺歩き回って何やら語り合っていたようだが。。(写真は無し)
以降は閉場まで完全なる自由時間。実地講座にて拾ってきた薪を流用して、焚火に興じる方達もいれば、、
最小限の片づけを済まして、盛大に昼寝をかます方々もいたり、、
少しずつ、また少しずつ、別荘が消えていく。
そして1人、また1人と集落を後にする。
最後の方を見送ると、いよいよ我々だけになり、
そそくさと撤収を始め、
いつもの12月、月尾根自然の森キャンプ場が姿を現す。
この淋しさは来年への楽しみで払拭しよう。
こうして、フユガレを前にした月尾根自然の森へ幕が下りるのであった。
今年はしっかり撮れた、決して笑ってはいけない記念写真にて。無事閉幕。
ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございます。
諸事情によりご参加いただけなかった皆さん、またいつでもご参加お待ちしております。
今年で七回目を迎え、ある種成熟したイベントと化した中でも、常連の方々や、新しい方々の参加が未だにあることへの感謝。同時にマンネリ化からくる反省。
皆さんは如何だったでしょうか?
またどこかのシノギングでお会いできるのを楽しみにしております。
それでは皆さん、良いお凌を。
毎度このイベントをご理解いただき、貸し切りにて場所をご提供いただいている、月尾根自然の森管理人の杉本さん、ありがとうございます。
スペシャルサンクス:低山小道具研究家 森勝氏、ジビエ肉提供 N氏
