コンペでフランス製潜水艦が選定された
オーストラリアの潜水艦計画がここにきて
ひっくり返され 仏が怒っています
当時のコンペから振り返ってみましょう
仏、米豪から大使召還 潜水艦、外交危機深まる
フランスのルドリアン外相は声明を発表し、
米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS
(オーカス)」創設によりフランスが
オーストラリアとの潜水艦共同開発計画を
破棄されたことを受け、駐米、駐豪両大使を
直ちに召還することを決めたと明らかにした。
マクロン大統領の要求によるもので、
大使らと協議するとしている。
フランスは米英豪の動きに激しい怒りを
示しており、抗議の意図は明白。外交関係の
危機が深まりそうだ。
ルドリアン氏は「米豪両国の発表は極めて
重大だ。(大使召還は)異例の決定だが
正当化される」と指摘した/共同より
大使召還とは穏やかではないですね
忘れている人も多いかと思いますので
オーストラリアの潜水艦選定について
振り返ります
2016年にオーストラリアは次期潜水艦を
公募しました
この時 オーストラリア海軍は通常型
つまり非原子力推進に限定していたので
ドイツから212A型 日本からはそうりゅう型
そしてフランスは原潜のバラクーダ級を
わざわざ通常型にしたタイプを提示して
結局 仏製潜水艦が選ばれました
ベースとなった仏原潜バラクーダ級
しかし その後に建造費が500億ドルに
達するとみられていることに加えて
豪側が雇用問題絡みで求めたオーストラリア
での現地生産なら 更にコスト増となる上に
豪側は予定されていた ハイレベルの
技術供与でなく低い工程しかタッチできない
などの点が判明して 計画の見直しの声が
高まっていました
そこに急転直下 今回の新たな軍事協定の
AUKUSの一環よる核技術導入で 米英に持って
いかれたというのが仏の言い分でしょう
それにしても フランスにとって
潜水艦はまるで鬼門/demon gateですね
まず数年前に今回のバラクーダ級をつくっている
DCNS社が 2002年にマレーシアにスコルペヌ型
潜水艦を売り込む時に収賄をしたとして問題化
しました
また2020年7月にはトゥーロン基地に停泊していた
攻撃型原子力潜水艦(SNA)『ペルル』(Perle・真珠)で
火災事故が発生して原潜ペルルは大損害を受けました
そして 今度はコンペで勝ち取った契約を
鳶に油揚げ攫われた格好となったわけです
英ジョンソン首相は、AUKUSは排他的なもの
ではなく、「特にわが友人フランスが心配する
ようなものではない」と述べたとされます
これ以上 軋轢が深まると中共が乗じてくる
可能性もあるので穏便におさまるといいと思います
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