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☆卓袱台返しでフランス激オコ オーストラリアの潜水艦選定を振り返る

2021-09-20 23:40:33 | ミリタリー関連

コンペでフランス製潜水艦が選定された
オーストラリアの潜水艦計画がここにきて
ひっくり返され 仏が怒っています
当時のコンペから振り返ってみましょう

仏、米豪から大使召還 潜水艦、外交危機深まる 
 

フランスのルドリアン外相は声明を発表し、
米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS
(オーカス)」創設によりフランスが
オーストラリアとの潜水艦共同開発計画を
破棄されたことを受け、駐米、駐豪両大使を
直ちに召還することを決めたと明らかにした。

マクロン大統領の要求によるもので、
大使らと協議するとしている。
フランスは米英豪の動きに激しい怒りを
示しており、抗議の意図は明白。外交関係の
危機が深まりそうだ。

ルドリアン氏は「米豪両国の発表は極めて
重大だ。(大使召還は)異例の決定だが
正当化される」と指摘した/共同より

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大使召還とは穏やかではないですね

忘れている人も多いかと思いますので
オーストラリアの潜水艦選定について
振り返ります

2016年にオーストラリアは次期潜水艦を
公募しました

この時 オーストラリア海軍は通常型
つまり非原子力推進に限定していたので
ドイツから212A型 日本からはそうりゅう型
そしてフランスは原潜のバラクーダ級を
わざわざ通常型にしたタイプを提示して
結局 仏製潜水艦が選ばれました

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ベースとなった仏原潜バラクーダ級

しかし その後に建造費が500億ドルに
達するとみられていることに加えて
豪側が雇用問題絡みで求めたオーストラリア
での現地生産なら 更にコスト増となる上に 
豪側は予定されていた ハイレベルの
技術供与でなく低い工程しかタッチできない
などの点が判明して 計画の見直しの声が
高まっていました

 
そこに急転直下 今回の新たな軍事協定の
AUKUSの一環よる核技術導入で 米英に持って
いかれたというのが仏の言い分でしょう

それにしても フランスにとって
潜水艦はまるで鬼門/demon gateですね

まず数年前に今回のバラクーダ級をつくっている
DCNS社が 2002年にマレーシアにスコルペヌ型
潜水艦を売り込む時に収賄をしたとして問題化
しました

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また2020年7月にはトゥーロン基地に停泊していた
攻撃型原子力潜水艦(SNA)『ペルル』(Perle・真珠)で
火災事故が発生して原潜ペルルは大損害を受けました

そして 今度はコンペで勝ち取った契約を
鳶に油揚げ攫われた格好となったわけです


英ジョンソン首相は、AUKUSは排他的なもの
ではなく、「特にわが友人フランスが心配する
ようなものではない」と述べたとされます

これ以上 軋轢が深まると中共が乗じてくる
可能性もあるので穏便におさまるといいと思います

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