感じるということについて、よく考えます。また呼吸のダンス ワークショップの中でも話題になります。
僕が思う『感じる』は、感情を入れずにただ身体のシステムにまかせて、寒いなら寒さ、暑いなら暑さ、痛みなら痛さ、それぞれをただそのまま感じることに徹します。その味のようなものをただ感じ取ります。
感情を交えて感じることをすると、寒さを感じると「寒いと嫌だな」などと心の感情の感じ方にすり替わってしまいます。それではせっかく身体が感じたことが、感情を感じることになってしまいます。それは違うので感情は置いて、感じることに専念します。
専念するには呼吸を作ります。感覚を広げていくことを意識的にしていくのです。感じるというものは筋肉のようにほっておけば弱っていきますし、練習すれば感じやすくなります。そして感じるその時の身体のコンディションにも左右されます。そのような環境全てを含んで感じるために整った呼吸をします。
感じることから創作に入ります。今制作中の新作ダンスパフォーマンス『WORLD AND MIRROR』でも、『感じる』ことに力を置きます。そこで感じたことから身体を使って、感情も使って、想像力を使って、創作していきます。
その際直感が生まれます。それは身体から発生します。直感で何が必要かいらないかを判断しながら、全身、頭と身体が一体となって直感を使って創作できるととても楽しいし、きっといいものができます。
今月は30日に京都Social Kitchenで呼吸のダンス ワークショップがあります。1時間半の間に感じることについて、ワークします。ぜひお越しください。
写真は今朝咲いたかぼちゃの花です。食べた後のタネを植えていたら蔓が生えてきました。うれしい!