3月も末の春になろうとするしっとりとした雨がパラつくSocial Kitchenの2階で、呼吸のワークショップは始まりました。受講生にダンサーの参加者が来られたので、今回はダンサー向けのワークショップになりました。
身体を人形のようにコンパクトにあつかうために、身体の範囲〜身体の一番下の足裏、ボディの底の股、ボディの上が肩、首、自分の身体の一番高い部分の頭〜を触って自分の身体のサイズを確かめ、身体がコンパクトに扱えるものにしていきます。
そして鼻から吸って口から吐く整った呼吸をしながら身体に酸素を取り入れ、いらないガスを吐き出していきます。身体にたまったいらない思考なども口から吐き出します。
胸骨を広げるように呼吸を続けます。舞台など人前で身体を見せる時、ダンサーの身体が開いていないと胸骨が縮んでしまい、内面を見せることができません。そこで胸骨を広げて観客に表現を見てもらえやすい身体を作ります。
それと同時に必要な力以外は使うことなく、身体を首から吊るすようにして力を抜くように立つことで、身体と周りを受け入れやすい身体をつくります。その身体を背中から歩かせました。
雨降りの静かな京都の会場の一室で、ゆっくりを歩を進めながら身体と身体の周りの感覚を真剣に受け取ろうとする参加者の姿に胸がキュンとなりました。
今回参加してくださった高知県在住のダンサー伊藤ゆうきさんが、ワークショップの感想を話してくれる様子を撮影しました。近日中にアップします。お楽しみに!
次回の呼吸のワークショップは4/25(日)、13時からSocial Kitchenです。ぜひお越しください。