Karuizawa-prince
shopping plaza
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まだ何かを期待していたチェスターも
何とか観念して
駐車場へと歩く
何故か二足歩行で
いつもパパがチョイスするのは
碓氷峠
別に走り屋じゃないと思うけどねぇ
そんな峠に現れたのはこのコ
前にも見かけたことあるけど
同じコかなぁ
道路に出てきてしまっている
危ないので
ゆっくり走る私達の車の横に
ついてきてしまう
しまいには
ちょこんとおすわり
🦊
パパにも私にも目を合わせて
座るその姿が
どこかの誰かに似ているようで
何ともいえない気持ちになる
私達は心を鬼にして
静かにそこを立ち去った
車についてきちゃうってことは
誰かが食べ物をやってしまった
そういうことだ
C=121に走り屋が集っていた頃は
動物達も道路になんか出てこなかったし
道路で食べ物をあげちゃおうなんて人も
いなかったんじゃないかなぁ
とはいえ
そりゃ走り屋が集うのも危険なのは
わかるんだけどもさ
ほんとに何ともいえないよなぁ
人間から食べ物をもらって生きる
そんな生き方しなくてもよかったのに
これで人里におりてきて
悪さをすれば悪者にさせられるよ
それから車にはねられないようにね
3ない運動でバイクがマニアだけの
乗り物になっちゃってるし
若者の交通法規への関心も
薄れている気がする
気のせいかな
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