次の朝、目が覚めてみると…
俺は、特に何もされてはいなかった…
本当に誰か部屋に入ってきたのかどうかも、今となってはわからない。
とは言うものの、聞いていたオミさんの起床時間は10時だったしもう9時だ。
俺は恐る恐る廊下に出てみたが、何をどうすればいいのか 困ってしまった。
とりあえず一番無難な応接室のドアをノックしてみた。
返事はなかったが勝手にドアを開けた。
すると、テーブルを挟んで床に、
オミさんとカイさんが転がって寝ていた
二人とも毛布をかけていたから、オミさんが、物置兼の俺の部屋から持って行ったのだろう…あれはオミさんだったのか。
10時まで寝かせておこうと思って 俺がドアを閉めようとするとオミさんが起き上がり、眠そうに、
「おはよう…」
髪はややボサボサだが、この人のカッコ良さは王子様っぽい雰囲気なのかな、と俺は初めて気づいた。
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