車の鍵カバーの依頼です。
チェーンを付ける部分が壊れてしまったので、カバーを付けて、チェーンを通す穴を開けてくださいとのこと。車のメーカーに問い合わせたら、鍵を作り直してくださいという返事。まだまだ使えるのにもったいないというわけで、私の出番となりました。
キイを送っていただいたので、最初に革で全部包んで、ぐるっと縫ってみました。ミシンの部分をカットして型紙の原型が出来上がりです。
これを型紙にして、縫いしろを付け穴の位置を決定して、試作。
ちょっと小さすぎたようで、、、、、無理やり入れると穴の位置が合わないし、歪む。ありゃ？こりゃだめだ。
作ってみないとわからないものよねえ。というわけで、本番。
今度は、下からかぶせるのではなく上から素直にかぶせることにして、穴の位置を調節できるように作ってみたらうまく出来た。
下の部分はミシンが入らないので、手で綴じて完成。
サイズ：縦22ｃｍ×横２６．５ｃｍ×底マチ１７㎝ 持ち手高さ２２ｃｍ×幅２ｃｍ
重さ４８０ｇ
牛革 スムース ムラ染め
お母様にプレゼントしますという親孝行な娘さんからの注文です。お母様がお使いになっているバッグが大変使い勝手が良いので、それを革で作って欲しいという依頼。
デザインは、サンプルとは少し変えて、斜めポケット付き、持ち手がショルダーになるように長めにも、短くても使える形を希望。
ご希望の斜めポケットを付けると、紐の先が当たってしまいます。
さて、どうしようか
。
そうだ
アシメにしよう
と思いつき、片方だけベルトを伸ばすことにしました。飾りのバックルは何かないかと探したら、以前に、かわいいので買っていた”くるん”とした金具発見。
外ポケットがあるこの形は、よく生地で作成しているのを見かけます。革で作ってみると、作成後、ひっくり返すのが大変でした。柔らかい革でしかも薄い革じゃないと作成できないという形です。革で作った製品をみかけないのも、それが理由かもしれませんね。
