バレエスタジオ ティアラ

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マリー・タリオーニさんの話

2010-10-02 21:00:00 | バレエ豆知識
今日はマリー・タリオーニさんのお話

彼女は「ラ・シルフィード」の初演を踊ったダンサーとして、
また初めてトウで立って踊ったダンサーとして、
バレエの歴史に深く名前を刻んでいるダンサーなのです

彼女が「ラ・シルフィード」でトウシューズで踊る以前から
大道芸のような形でトウで踊ってみせるダンサー(というか大道芸人ですかね~)は
いたようですが、
タリオーニさんが初めてそれをバレエの舞台で
芸術的なものとして観客に見せたわけですね

さて「ラ・シルフィード」は彼女のお父様のフィリッポ・タリオーニが
彼女のために振りつけたもの。
お父様自身もダンサーで、そもそもこちらのご家庭、
ダンサー一族だったようです。

マリー・タリオーニはお父様などの師事で
なかなか高度なテクニックをお持ちだったようですが
ちょっと猫背だったとか。

あとなんだか感情に乏しいところがあったとかで、
それを逆手にとって「妖精」を踊らせよう、と思ったのが
「ラ・シルフィード」誕生につながったとか・・・

シルフィードのちょっと前かがみのポーズも、
彼女の猫背をうまくカバーしようとして作られたそうですが、
なんといっても大昔のことですし、
どの辺まで信頼できる記録によるものかは
わからないですね~~~

ただ、感情に乏しいところがあったというのがうなずけるのは後日談
彼女は「ラ・シルフィード」の成功で一大スターになったのですが、
お父様が散財したりとかで結局経済的にはあまり恵まれなかったらしいです。

でもそういうことも淡々と受け止めて
舞台にカムバックしたり、バレエ講師をやったりしても
そんなに文句をおっしゃる方ではなかったらしいです
まあ、しょうがないわね、といった感じで

だから感情的に乏しいというよりは
もしかして大物だったのかもしれませんよね

マリー・タリオーニさんのWikipediaはこちら

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