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この曲を初めて聴いた時、妙に心に刻まれた覚えがある。
一回聴いただけで、強烈なインパクトを感じた。
キヨシローさんは、本当に、インパクトのある曲を作らせたら無双クラスだった。
これを初めて聴いたのはいつだったろう。
それはもう覚えていない。
調べたところ、シングルとして発表されたのは1972年らしい。
なのでRCサクセションとしては、まさに初期の曲だろう。
見た目しかとりえのない女性への痛烈な歌。
確かに、こんな例はあるよね。
人間の゙魅力ってのは、そりや見た目の魅力も目立つ要素ではあるけど、それだけではないもの。
こんな歌詞の歌、他に中々なかったから。
この曲、タイトルだけ見たら、好きな女の子に求愛する系のラブソングかと思うだろう。
だが、聴いてみたら、まさかの内容(笑)。
こういう歌、作ってみようと仮に思ったとしても、作って実際に女性の前で歌うとなると、度胸も必要(笑)。
だが、よく考えたら、これって男にも当てはまる曲かもね。
「キミ、イケメンだね でもそれだけだね」とでも言い換えてみれば、男にも通じるのでは。
突いてる歌だと思う。
なんにせよ、「♪ キミかわいいね でもそれだけだね」というフレーズが全てを物語っている。
しかもそれを何度も繰り返すわけだから、当時女の子からはけっこう反発をくらったのでは。
さらにしかも、おちょくるかのようなファルセットで歌っている。
デビュー当時なかなかメジャーヒットまで行かなかったミュージシャンが、女の子から反発をくらいそうなこういう歌を歌ってしまうなんで、やはり最初から反骨の人だった。なんか小気味いい。キヨシローさんはやはり最初からスピリットはキヨシローさんだった。
デビューした以上、女の子から人気を得たいという気持ちはあったはず。普通なら女の子に気に入られるような優しい歌詞の歌を歌ったりするのが常。
でもキヨシローさんはそんなヤワな奴ではなかった。
キヨシローさんはかつて「ロックは歌詞だよ。悪いけど。」と言っていた。
この言葉、私は大好きだった。私はボブディランが好きだから、余計に共感した。
もちろん音楽である以上、メロディも大事だし、サウンドも演奏も大事だし、リズムも大事なのはキヨシローさんは百もわかってたはず。
でもミュージシャンとしてリスナーに何かを伝えたい場合、歌詞の重要性を舐めんなよと言いたかったのてはないか。軽薄な歌詞にはファックユー!だったのだろう。
キヨシローさんの曲がリスナーの心を捉えたのは、そんなミュージシャンとしての資質が作品によく出ていたからだと思う。
日本のロック界において、死してなお今も愛され、リスペクトを受け続けているのは、ちゃんと理由がある。
やはり得難いミュージシャンであり、バンドマンであったと思う。
つくづく、そう思う。
死神さんには、せめて80歳まではキヨシローさんを連れて行くのは待って欲しかった。
もちろんもっと持ってくれたら、もっと良かったけど。
早すぎたよね、いくらなんでも。
キヨシローさんの不在によって、ファンもミュージシャン仲間も未だに心にポッカリ大きな穴を開けられ続けているのだから。
あたしも深く共感です!!((o(^∇^)o))
リズムやビートだけでは、やっぱりリスナーを虜にすることは出来ないし、又ミュージシャン自身、乗りが足りないという事もある。
さて、「キミ可愛いね」
清志郎さんの実体験もあるでしょうけど、世間の甘ったるいだけのLOVE SONGに対する風刺・皮肉もあったでしょうね(^-^;
あたしも、忌野清志郎さんには、生涯1度だけ握手して対話していますので、しみじみ「あの日」が思い出されます。゚(゚´Д`゚)゚。
キヨシローさんの曲はメロディが素敵な曲は多いですが、歌詞には特にインパクトのある歌が多いですよね。
着眼点も好きです。
さすが一癖も二癖もある感じ。
キヨシローさんに会ったことかあるなんて、貴重な経験ですね。
若くして他界してしまったことを考えると、特に。