時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

くすぶってた我が家の1本のギター

2006年10月17日 | 音楽活動
ギターの弦を張り代える時って、いつもちょびっとワクワクする。
それがしばらく弦を張り代えてなかったギターだったりすると、なおさらである。

弦を張り代えたばかりのギターってのは、大概よそいきの音がする。
スチール弦アコギの場合、ピカピカの音がする。
それまで使ってた古い弦の時にくらべると、人間で例えるなら風呂上がりで、しかもおめかしをした服装に着替えたような。

オーナーとしては、音が生き返って嬉しいような、それまでの古い弦で馴染んだ音ではない違和感と。
違和感であれ、よそいきの音であれ、気分はいい。

我が家のマーチンHDー28カスタムには、しばらく新しい弦を与えてやらなかった。
その他のレギュラーギターには定期的に弦を張り代えていたのだが、同じレギュラーギターのこのマーチンHDー28カスタムは全然張り代えてなかった。

それは、このギターの人前での出番がなかったからだ。
このギターは、実は少し弾きつらい。
テンションが強いので。
それは買った当時から感じていたことだ。
でも、テンションが強い分、音が大きく、弾いてて気持ちいいことはまちがいない。
だから気に入っていた。

1~2曲弾くなら全然問題ない。
だが、ライブなどで30分くらい弾き語りするとなると、どうしても弾きやすいギターの方を選んでしまう。
その結果、コリングスなどに浮気をすることになる。
私のコリングスはスモールサイズなので、弾きやすいのだ。

初めて買ったマーチンがこのHDー28カスタムだったし、我が家のギターの中じゃ古株。長老に近い。
確か1980年頃に新品で買った。
でも今やセミ・ビンテージ化している。

つまり・・・幸か不幸か、私が使うことによってセミ・ビンテージ化した子・・・ってことになる。
思い出もいっぱいつまってる。
その意味じゃ、大事なギターのはず。

なのに、全然弦を代えてやらなくて申し訳ない気持ちもあった。

昨日、久々に弦を代えてやったら、くすぶってた子がやる気を出したように鳴り始めた。
あと数日たてば、よそいきの音ではなくなり、本来の音になっていくだろう。
私は、弦を張り代えて数日たった頃のギターの音が一番好き。






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