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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

アルペンルートの高地を、歩く。

2008年11月05日 | 
どうやら私は、ここ「室堂」を、相当気に入ってしまったようだ。

だから、こんな風景も紹介したくなった。

どうだろうか、こういう景色。



歩道がちゃんと整備され、向こうのほうには建物の姿も見える。

こういう景色を見ると、この道を歩いていきたくなりはしないだろうか?

こういう場所で、こういう「人間の手が加わった風景」があるのは、賛否両論あるかもしれないが、多くの旅人が訪れることを考えれば仕方ないのかもしれない。

子供からお年寄りまで訪れるだろうから。

なにせ、乗り物の乗りつぎで、こんな高さまで来れてしまうのだから。

夏など、相当な数の観光客が来るのではないだろうか。


それにしても・・・山の姿が独特だ。

山頂が・・・近い。

例え、このへんの自然に、人間の手が加えられていようとも、あの山の景観は素晴らしい。


あたりは、360度見回せ、その景色は変化に富んでいる。

ある角度は、「みくりが池」の神秘的な風景。
ある角度は、平野方面に雲海を見下ろすことができ。
ある角度は、宿と、その向こうの「近いピーク」。
そして、ある角度は、こういう風景。

ちょっと視界の角度を変えるだけで、変化に富んだ景色が目に入ってくる。
角度によって、風景の種類が異なる感じ・・とでも言おうか。

パノラマ風景だ。

礼文島に旅した時、現地で桃岩展望台に登って、そのパノラマ風景に心から感動した覚えがあるが、その時の感動に・・・近い。
景色の種類は違うけどね。

動かぬ景色自体は旅はできない。
だから、旅人が来るのを待つしかない。
そのかわり、訪れた旅人に、こんな姿を見せてくれたりする。

こういう景色を見てると、ここまでの「乗り継ぎに次ぐ乗り継ぎ」の苦労は報われた気になるし、疲れも風に乗って吹き飛んでいく。
その行き先は・・どこだろう。
雲海の下の「下界」か。
それとも、あの山の向こうの空か。




いつまでも、この風景の中にいたい、この風景に包まれていたい・・・そんな気になった。
それが私にとってのの「室堂」だった。

翌日は、高原バスに乗って、ここから下界へ下っていかねばならない。そんな事実の前で、この景色は名残惜しかった。

だから、旅ってヤツは、時に寂しい。

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