時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

熊と遭遇のリスク

2024年12月28日 | 
2024年は各地で人里に熊が現れ、実際に被害を受けた人に関するニュースをちょくちょくテレビで見た。
2025年はどうなのだろう。
そういうケースは多くなるのだろうか。

私はこれまであちこちに旅してきてるが、熊と実際に遭遇したことはない。
遠くに熊の姿が見えたことはあったけど。
それは北海道の大雪山の山奥で、だった。

トレッキングコースを山奥まで歩き、そのコース自体はまだまだ先が続いていたのだが、ある一定の場所で、ルートは閉鎖されていて、それより先に進むことは禁止されていた。
それはその先に熊が出没してたから、地元の人によって、旅人の安全のためにルートは閉鎖されていたのだった。

ルートの先にも山は連なっており、せっかくだから行きたかったのだが、その先にある山を望遠カメラで見てみたら、山の中腹に確かに熊の親子らしき姿が見えた。
それを見て、その先に進むのは諦めた。

もしそのルートが閉鎖されてなくて、そのまま先に進んでたら、私はその熊の親子に至近距離で遭遇していたかもしれない。

まあ、大雪山の山奥といえば、元々は熊のテリトリーだろう。
熊にとっては人間は来訪者であり、よそ者であろう。
人里に熊が出てきたら人間としては困るように、熊のテリトリーに人間があらわれたら熊だってイヤだろう。
大事なのは、共存であり、住み分けなのだろう。


だが、近年は人間のテリトリーに熊が頻繁に出没してきて、人間に被害を与えている。
本来の熊のテリトリーに、エサが不足してるのか、あるいは人間のテリトリーと熊のテリトリーが近づいてしまいすぎたのか。

熊と会話ができれば、話し合いによって互いのテリトリーをはっきり確定させたり、互いにルールを決めたり、そのための互いの見返りを確保したりできるかもしれないのに。
熊だって、素手の人間と1対1なら身体能力で勝てても、人間がワナを仕掛けてたり、銃を持ってたりしたら、やられるのは熊のほうだ。

よく漫画などでは、当たり前のように人間と動物が会話するシーンがあるが、もしそれができれば互いに損になる争いなどしなくてすむのに。

もっとも、仮に熊と話し合ってルールを決めても、人間の中には、ルールを知っていながらそれを自己の利益のために破る人もいるからなあ。
そうなったら、話し合いで決めたルールは以後はブチ壊しになる。

そうなると、話し合い以前のような対決状態に戻ってしまうのだろう。

これって、人間同士でもあるものね。
じゃなかったら、戦争なんて起きないだろう。
結局、個人の利益のために、ルールを守らなかったり破る人がいるからいけないんだろう。



そしてそれは昔から今に至るまで、変わってない。



もしも人間と動物が会話ができて、話し合いでルールが決められたとして。
その場合、その約束を破るのはどちらだろう。







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