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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

加藤精三さん、安らかに・・・

2014年01月21日 | 漫画・アニメ、そして特撮

声優として知られる加藤精三さんが亡くなられたそうだ。86歳での他界だったそうだ。

 

精三さんといえば、なんといっても「巨人の星」の星一徹の声として、あまりにも有名。

ちょっと聴いただけで精三さんだと分かる声。

 

一般的には前述の通り、「星一徹役の声優」としてのイメージがあまりに強い。

だが、数年前に私が本屋で廉価版で売られていた「怪傑ハリマオ」のテレビシリーズのDVDを買って見た時、悪役として若き日の精三さんの熱演ぶりの姿を見ることができて、妙に嬉しかった覚えがある。

多くの声優さんがそうであるように、精三さんもまた「声優」というより「役者」であったのだ。

 

 

私はもうずいぶん前に、ひょんなことから精三さんと一緒に仕事をさせてもらったことがある。

精三さんの悲報を聞いて、一緒に仕事をさせてもらった時のことを思い出してしまった。

そして少しセンチな気持ちになってしまっている。

普段の精三さんは、星一徹キャラのオーラがぴたりとはまるぐらい、けっこう強面。

若い頃にドラマで悪役などもやっていた迫力はダテではないのだ。

 

だが・・・一見強面のように見えて、実はとってもやさしく、ノリもよく、笑顔が素敵な人であった。冗談もわかる方であった。

私が誰かの葬儀で私が葬祭場に出かけた時、偶然エレベーターの中で精三さんと一緒になったことがあった。

なんといっても、相手はあの「星一徹」であり、その道の大御所であり、私よりもはるかに年長の方。「巨人の星」世代の私自身、リスペクトの気持ちは持っていた。

かつて一緒に仕事をさせてもらった親近感で、つい気軽に挨拶したら・・・精三さんは、満面笑みで、顔をくしゃくしゃにして、暖かく優しい表情で私に近づき、受け答えてくれた。

あの時の、暖かく優しい笑顔が私は忘れられない。

星一徹は、実はこんなに優しい人だったのだ・・としみじみ思ったもんだった。

 

・・他にもあるが、あまりあれこれネット上で書きたくない気も強いので、これ以上書くのはやめておくが・・・

 

加藤精三さんの他界は、私にとってけっこうショックで、寂しい。

 

ご冥福を・・・心から・・心から、お祈りいたします。

リスペクトしている役者さんでした。

 

飛雄馬、さらばじゃ!

 

・・・なにやら、そんな声が聞こえるような気がする。


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