時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

アクションソング、蛙の夜回り

2016年08月20日 | 懐かしい系、あれこれ

 私が少年だった頃、クラスで「蛙の夜回り(かわずのよまわり)」という歌が流行ったことがあった。

曲調から言っても、これは童謡だったと思う。

 

クラス替えで、新たに同じクラスになった子が、よくこの歌を歌っていた。しかも、ふりつけつきで。

私は、その子と同じクラスになるまで、その歌は知らなかった。

 

歌そのものより、私は、その歌のふりつけに興味を持った。

そのふりつけ、前半部はそうでもなかったのだが、後半部がけっこうややこしかった。

 

で、その級友は、そのややこしいふりつけをマスターしてたもんだから、得意げによく披露していた。

 

あまりにその子がふりつけつきでよく歌うもんだから、なぜか私は・・自分もそのふりつけをマスターしたくなってしまった。

歌自体は簡単な歌だったので、何度か聞くうちに覚えてしまったが、ふりつけのほうは、当初覚えるのに苦労した覚えがある。

 

 

最近、ふとしたことで、この歌を思い出してしまった。

で、何気にネット検索してみた。

 

前述の通り、私はその歌は、その級友に会うまで知らなかったので、その歌がどれほど知られた歌だったのか、あるいは東京ローカルだったのか、あるいは、その級友だけが独自に知っていたにすぎない歌だったのか、知りたかった。

 

また、もしも昔からあった歌なのだとしたら、級友がやっていたような「ふりつけ」は本当にあったのか、どうか。

 

ネット検索してみたら・・・けっこうヒットした。

その中では・・なんと! エノケンさんがこの歌を歌っている映像があった!

 

エノケン・・・今では伝説的な、昭和のコメディアン、榎本健一さんである。

私は世代的にエノケンさんの現役時代、全盛時代は知らないし、見たことがない。

だが、歌は知っていた。

というのは、私の父がエノケンさんのファンで、家でよくエノケンさんのレコードをかけていたからである。

あまりにも家でしょっちゅうかけていたので、おかげで、幼かった私もエノケンさんの歌を何曲か覚えてしまったのだ。

 

そんなエノケンさんが「蛙の夜回り」を歌っていたとは・・。

ただ、その映像では、エノケンさんはその歌を歌ってはいても、私の級友がやっていたようなふりつけはやってはいなかった。

代わりに、独自のギャグで、その歌を演じていた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=cnU_4xqZ8w8

 

ともかくエノケンさんが歌っていた映像があったことで、「蛙の夜回り」が、既成の曲であったことは分かった。

少なくても、私の級友が独自で知っている曲・・・というわけではないのはわかった。

 

で、あらためてこの歌を調べてみたところ・・

 

「蛙の夜回り」野口雨情・作詞、中山晋平・作曲。分類としては、アクションソングと呼ばれるものらしく、ネット上では、そのふりつけまでも説明されてるのを発見。

 

やはり、ふりつけありきの歌なんだね。

ただ、私が級友から教わったふりつけと、ネット上で説明されているふりつけは、微妙に違う部分があるのが分かった。

基本的には、似たようなふりなのだが、細かいところが少し違う。

例えば「♪ラッパ吹く ラッパ吹く」の部分が、私の覚えていたふりつけとは少し違う。

私の覚えていたのは、「ラッパ吹く」の部分は、実際にラッパを吹くようなフリだったのだが・・。

 

また、音源を聞いてみたところ、私が覚えていたバージョンとは微妙にメロディが異なる部分がある。

 

ということは・・私の級友が間違えて覚えていて、それを私に教えたのか。

あるいは、いくつかのバージョンがあるのか。

 

ネット上で説明されたふりつけを試しにやってみたところ、やはりけっこうややこしい(笑)。

特に、後半の

♪ ガッコ ピョン ゲッコ ピョン  ガッコゲッコピョン

 

という部分が、ふりつけがそれぞれ違う個所がめまぐるしく現れるので。

 

 

もっとも、この歌は、このややこしいふりつけを覚えるかどうかがポイントのような気がする「遊び曲」である。

 

子供の遊びではあるが、案外、飲み会の遊びやパーティなどでの遊びにも使えそうではある。

 

今回この曲を取りあげることがきっかけでネットで始めて正式な音源を聴いたが、実はこれまでテレビやラジオでも聴いたことがなかったし、学校で教わった覚えもない。

ただただ、少年時代の級友が教室で遊びで歌っているのを聴いたきりであった。

 

世の中に童謡はたくさんあるが、その中にはいつまでも歌い継がれている曲がある一方で、時の流れで消えてゆく曲もある。

流行り唄がそうであるように。

 

ということは、この「蛙の夜回り」も、放置していたら、だんだん消えていってしまいそうな童謡の中の1曲なのかもしれない。

 

アクションソングとしての個性がある童謡なので、消えていってしまうのは、ちともったいない気はしている。

 

ネット上では、この歌のふりつけが解説されてるページもあるようなので、お暇な時にでもチャレンジしてみるのもいいかもしれない。

 

 

初めてこの曲のふりつけを目にする方にとっては・・・きっと、ややこしくて、案外難しいです(笑)。

 

では最後に、この曲のフリの、ややこしい個所を再び記しておきますね。

この部分のふりつけを覚えれば、勝ったも同然(?)。

 

♪ ガッコピョン ゲッコピョン  ガッコゲッコピョン!

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=uFoy6h3e-Ww

 

 

 


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