時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

謎のエリアを現場検証する

2018年05月06日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

以前、テレビの「秘境駅」シリーズが好きだ・・・ということをこのブログで書いたことがある。

そう安田大サーカスの安田団長が担当している企画だ。

 

最近、それに負けないぐらいお気に入りの探査企画がある。

ひとつは、古い民家の「カギが壊れた金庫」を、プロのカギ師があけて、中に何が入っているかを調べる番組。

まあ、めぼしいものが入っていないことが多いのだが、長年開いてなかった金庫が開いた開いた瞬間は面白い。

 

そして、もうひとつの企画は・・・ネットの航空写真などで、人が行きそうもない山奥にポツンと存在している謎の(?)建物を検証するために現地に向かう企画。

もう、こういう企画、大好きだ。これこそ、「秘境駅」シリーズに勝るとも劣らないくらい、お気に入りの企画。

 

時には道なき道を進み、やっとの思いで、その謎の建造物に辿り着いた時の現地の様子には、さらなる謎が加わることもある。

現地を調べただけではその建造物の正体がつかめず、現地の周辺の住人に聞き込みをして、その謎の建造物の正体がわかると、案外「な~んだ」となることもあるが、でもそれは現地を検証して、さらに周辺住人に聞いたりして、調べ上げた上で出る答。

その答が何であろうと、面白い。

 

 

昔・・・子供の頃にいなかに行った時、あるいはいなかで過ごした時や、あるいは電車の窓などから、はるか向うに山が見えた時に、山の頂上付近にポツンと謎の建物(小屋みたいなものもある)が見えた時、「あの建物、誰か住んでるのかな?」とか「あの建物、なんなのだろう」と思ったこと、あなたにはないだろうか。

 

テレビの「謎の建造物」を検証する番組は、そういう建物の正体をつきとめる感覚に通じるものだと思う。

だから、そういう建造物にスタッフがだんだん近づいていく過程はワクワクするし、現地に着いた時には、ちょっとした感動もあるし、その正体がわかった時には謎を解き明かしたような快感も感じさせてくれる。

 

現物に近付くのが容易でなければないほど、面白い。

それだけアクセスが悪い場所に、その建物を建てるために、よくも建造物のパーツを運びこめたものだ・・と、先人たちの仕事に感嘆もする。

 

この「謎の建物」「謎のエリア」を探査する企画は、最初に誰が考え、何がきっかけになったのかはわからないが、個人的には企画賞をあげたいぐらいだ。

 

こういう傾向の企画番組、最近増えている気がする。

それだけ、評判いいのだろう。

 

だが・・・今はまだそういう建物やエリアはふんだんにありそうだからいいけれど、こういう企画が長く続いていったり、そういう番組が増えていくと、めぼしい建物やエリアは調べきってしまうことになるのかもしれない。

それでも人気があると、以前だったら多少無理してでもそういう場所を探して、探査することになるのだろう。

そうなると初期に調べた建物やエリアよりも、多少「不思議さレベル」が落ちる場所なども選ばれるようになるかもしれない。

で、そういうのが続いていくと、そういう企画が飽きられてくる時期もくるのだろう。

 

それでも続行するとなると・・・あまり考えたくないことだが、場所をでっちあげるような展開にはなってほしくないかな。

「在庫(?)がないなら、作ってしまえ」みたいな。

 

こういう企画は「探査もの」とでも言えばいいのかな。

まあ、「探査」ということなら、他にも色んな場所もあるし(海とか)、あとは金額、スタッフの生命の保証、規模、場所などとの兼ね合いなのだろう。

場所は日本だけではないのだから。

 

もしも、あまりにも衝撃的な事実が探査番組でわかって、新聞などで報道されてニュースになってしまうような展開になると、楽しい。

 

例えば、お馴染みの探査もので「徳川埋蔵金」があるが、あれなどはもしもリアルで発見されたら、番組で放送される前に、いちはやくニュースになるはず。

でも、そういう大発見のニュースがないうことは、結局は見つかっていないということだし、その発掘をドキュメント番組で放送した場合、結末は想像できてしまうことになる。

 

だが、「謎の場所」「謎のエリア」の正体をつきとめる番組は、その結果がニュースになるようなものではないし、だから結末が分からないから面白い。

 

いや・・待てよ・・・そういう探査で、ニュース報道されるような大発見があったら・・それは更に面白い。

 

 

 ちなみに、こういう場所の中には、現地に着いたら、放送できないようなヤバいものがあったり、ヤバい場所であったりする場合も、、、そのうちあるのではないか。

禁断の場所、タブーの場所みたいな。

その場合は、放送以前に、警察に通報ということに、、、、。

 

テレビの取材なとではなく、一般人が興味本位で探索した場合など、現地に着いたらいきなり「何者だ!?」「貴様、何しにきた?!」などと、現地にいる人に恫喝されたり捕まえられてしまったら、、、と思うと怖い。

 

 

 

 

 


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4 コメント

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Unknown (鮎川愛)
2018-05-08 06:39:01



そういうテレビ番組、私も大好きです。


さらに、そういう番組は、後で編集出来ないように生放送で行うべきですね(笑)


どんなに危険な、異常な場所(建物)でも!


そうすると、実際にテレビで放送してはならない映像が流れることでしょう。

例えば、死体…。


そういうものを避けたいならば、「世界で最も深いマリアナ海峡」「謎のネス湖湖底」「ジャングルの奥地」「魔のトライアングル(そこの範囲に入った船や飛行機が消滅するという)・バミューダ海峡」など、自然を対象にすればいいのです。

他には、ヨーロッパで最も古い(全く手入れされていない)城や館を生放送で探検するなど。


きっと高視聴率取れますよね(笑)

なお、「ネス湖湖底」は、「水の流れが早く、濁っていて、洞窟が多い」らしいです。


超巨大生物が生息していなる可能性もあります上に、この不気味な環境だけでも視聴者へ恐怖感を与えますね。

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Unknown (だんぞう)
2018-05-08 09:33:30
確かに生放送だったら面白いでしょうね。
でも、実際には難しいかと。
リアルタイムで潜入すると、放送時間内に目的地に到達できない可能性もあります。
そういう場所はたいがい「行きにくい」場所だったりしますから、せいぜい2時間たらずの尺だと、到達できないでしょう。

また、場所に辿り着いた時に、放送できないものを発見してしまったら、放送事故扱いされてしまうかも。

マリアナ海溝・・確か1万メートルをこえる、世界最深の場所ですね。
そこまでたどりつける機材があれば、見てみたい。
確か、かなりの深さまで、探索した番組があったような気もします。

バミューダ海峡の謎は、以前何かの番組で検証されてたことがありました。
ある程度原因究明もなされてた気がしますが、謎も残ってた気もします。

ネス湖・・・わはは、ならば一回・・最近はやりの「水を全部抜く」作戦でも?(笑)。
さすがに湖じゃそれは無理か・・(笑)。
返信する
ほろ苦さと、甘さの混じった郷愁のロマンを感じます。 (中森勇斗(なかもり・ゆうと))
2018-05-10 08:00:30
謎のエリアや構築物・建造物は、少年時代の頃には、いっぱいありました。
、、、、と、いうよりも、子供の頃には、『謎』に見えただけかも知れませんが。。。。

ぼくが、少年のころは、大阪市淀川区に住んでいたことは、以前にも、申し上げたかと思います。
家のすぐ裏側は淀川の堤防と河原がありました。
 ところで、その堤防の上を少し歩いた向こうに、何か小さな黒い建物が草に覆われてぽつんと建っていました。
(現在は、撤去されてるか移転されてるらしいですが、たぶん、大雨台風で堤防の一部が損壊した場合の応急措置用の工具や資材が収納されてたんじゃないかと思います?)

でも、子供の頃は、よく友達と、その建物の事が話題になりました。
「あの堤防の上の黒い建物は何やろ?」
「それや!ぼくも、前から何か気になってたんや、、、、」
。。。。。まあ、そんなことを議論している内に妄想がふくらんで来るんですね。。。。

たとえば、
A,『川で溺死体が見つかった時、一時保管する場所』だとか、
B『むかし、戦争中、淀川の堤防の上で火葬が行われた時、引き取り手のない遺骨が納骨されてる』
C『半魚人のミイラが標本として保管されている』
D『河原にすてられた奇形児の死体の標本が保存されてる』
E『もとは、淀川の水量監視の小屋だったが、今は、国籍不明の漂泊者が、こっそり住み着いてる』

、、、まあ、こんな噂がもちきりでした。

CDの説はナンセンスですが、それ以外はありそうですね!??
Eの説は、『つげ義春さん』の漫画の『李さん一家』のイメージに近いですね。(苦笑)

まあ、まあ、いまから考えると荒唐無稽かもしれませんが、少年のころのぼくは、その建物の側を独りで歩くのは怖かったですね。
 でも、こういう『謎?』のエリアは、枚挙にいとまが無いほど、たくさんありました。
前日にも、申し上げましたが、大阪の生駒山近辺には、謎めいた小さな神社寺院霊廟がたくさんあります。
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Unknown (だんぞう)
2018-05-10 09:50:49
謎のエリアといえば、私の住んでた都心では、廃墟の建物がそうでした。

正体は「変電所」だったんですが、変電所という建物の意味も分からず、ただ単に「変電所」と呼んでました。

よく探索しました。
構造上、2階がかなり高く、実質3階ぶんの高さがあったんですが、床に穴があいており、その穴から2フロア分したの1階が見えたんですが、高かったので怖かったです。
今思うと、床に穴があいていたぐらいだから、床はかなりもろかったはず。
そう思うと、そんな場所で遊んでいたことが恐ろしいです。

そこには地下室もあり、けっこう不気味でした。

中森さんは堤防と河原によく行かれてたんですね。
ならばそこは、けっこう「秘密基地」にできるような場所もあったのでは?

謎の建物を見ると、ついその正体を知りたくなったもんですよね。
でも子供には正解はわからない。だから妄想もふくらむわけで。
都市伝説というのは、そういうところからも生まれるものなのでしょうね。


>E『もとは、淀川の水量監視の小屋だったが、今は、国籍不明の漂泊者が、こっそり住み着いてる

たしかに、ちょっとつげ先生っぽい展開ですね。
つげ先生の作品のようなオチならいいけど、テロリストなどが潜伏していたら・・これは怖いですね。

うっかり近づいたらつかまってしまうかも・・・。


生駒山金の縁に謎めいたものがたくさんあるなら、そういうのも番組で探索してくれませんかね(笑)。


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