
先日、ケメこと佐藤公彦さんのライブを見てきた。
相変わらず、店内は満席。
やはり、ケメのファンは根強い。
70年代に絶大な人気を誇ったのは、だてではないのだ。
昔も今も、ケメのライブは大半が女性客。
この日も、そうだった。
ポツリポツリと男性ファンも見かけるけど、やはり女性ファンが多い。
まずは、オープニングアクトとして、ダンビロムーンというバンドが45分ほど演奏。
自作曲が中心のバンドで、コード進行やアレンジなど、さりげなく凝っており、いい印象。
で、いよいよ、ケメの登場。
最近のケメのライブは新譜からの選曲が大半。
なので、この日のライブも多分そうだろう・・と思っていたが、予想通り。
なんでも、ケメは昔から「新しい曲ばかりやりすぎだよ。古い曲を望んでいるファンもいるんだから、古い曲もやらなくちゃ」と周りから言われていたらしい。
古いケメを知ってる者としては、古い曲には自分の思い出みたいなものも染み込んでいるし、古い曲をやってもらうと、確かに嬉しい。
でも、今回の新譜には、いい曲も多い。
いずれ、新しいアルバムが出たら、新しいアルバムからの曲が中心になっていくのだろう。
その意味では、現時点での新譜の曲をふんだんに聴けるのは、まさに今ってことになる。
そういう意味じゃ、「現時点」も大事ってことになる。
ケメのメロディは昔も今も変わらず優しい。
品もある。
そのへんも、女性ファンをつかむポイントなのだろう。
個人的には、新譜では「ストーブリーグ」という曲が好きなのだが、その曲もちゃんと披露してくれた。
ただ、今回は、その歌を歌ってる途中で、ケメは涙で歌えなくなってしまった。
なんでも、最近お母様を亡くしたようで、その曲にはお母様の思い出がいっぱいつまっているようだ。
ホント、いい曲。
全体的にMCがこなれてきてて、全盛期のカンを取り戻してきているかもしれない。
バックもソツのないサポートぶりで、一時間15分くらいのライブになった。
アンコールは2曲。
そのうち1曲は、未発表曲。
コアなファンには、まさに「ライブの特典」だろう。
で・・・ラスト曲の前に、気になるMCが。
以前「ファンクラブのオフ会」で、ケメのどの曲が好きかというアンケートがあったらしい。
けっこう、色んな曲に票が入り、得票は分散したみたいだ。
それをライブの選曲の参考にする・・という意図があったのかどうかは分からないが、ラストで私にとってとびきりの曲が歌われた。
その曲こそ、私がソングライター・ケメのファンになるきっかけになった曲だ。
なので、私個人にとっては、すごく重要な曲。
この曲を選んでくれて、嬉しかった。
で・・
その曲こそ・・
「夕暮れ」である。
珍しくハモニカホルダーを取り出し、ハモニカをセットして、歌いだす。
この曲をケメ本人による歌で、生でずっと聴きたいと思ってた。
やっと・・って感じ。
たまらなかった。
正直、歌詞を間違って歌っていた(笑)。
でも、この曲の持つ情感、世界観、メロディは、やはり素晴らしい。
70年代当時、こういう「よくあるコード進行」でありながら、ここまで情感あふれるメロディを作れる作曲家は、そういるもんじゃない・・・と、昔のケメのアルバム内の解説で、・・確か浅沼さんが書いていたように思う。
実際、その通りだと思っていた。
弾き語りでありながら、ましてや歌詞も間違っていながらも、バンドでの楽曲演奏をしのぐ良さがそこにあったと思う。
やはり・・良い曲の前では、うまい演奏も、歌唱も、かなわないと思った。
どんなに演奏がうまくても、歌唱がうまくても、MCがうまくても、楽曲がつまらないんじゃ、イマイチだもの。
良い曲の持つパワーは、すごい。
良い曲を作れるソングライターは、やはり強い。
相変わらず、店内は満席。
やはり、ケメのファンは根強い。
70年代に絶大な人気を誇ったのは、だてではないのだ。
昔も今も、ケメのライブは大半が女性客。
この日も、そうだった。
ポツリポツリと男性ファンも見かけるけど、やはり女性ファンが多い。
まずは、オープニングアクトとして、ダンビロムーンというバンドが45分ほど演奏。
自作曲が中心のバンドで、コード進行やアレンジなど、さりげなく凝っており、いい印象。
で、いよいよ、ケメの登場。
最近のケメのライブは新譜からの選曲が大半。
なので、この日のライブも多分そうだろう・・と思っていたが、予想通り。
なんでも、ケメは昔から「新しい曲ばかりやりすぎだよ。古い曲を望んでいるファンもいるんだから、古い曲もやらなくちゃ」と周りから言われていたらしい。
古いケメを知ってる者としては、古い曲には自分の思い出みたいなものも染み込んでいるし、古い曲をやってもらうと、確かに嬉しい。
でも、今回の新譜には、いい曲も多い。
いずれ、新しいアルバムが出たら、新しいアルバムからの曲が中心になっていくのだろう。
その意味では、現時点での新譜の曲をふんだんに聴けるのは、まさに今ってことになる。
そういう意味じゃ、「現時点」も大事ってことになる。
ケメのメロディは昔も今も変わらず優しい。
品もある。
そのへんも、女性ファンをつかむポイントなのだろう。
個人的には、新譜では「ストーブリーグ」という曲が好きなのだが、その曲もちゃんと披露してくれた。
ただ、今回は、その歌を歌ってる途中で、ケメは涙で歌えなくなってしまった。
なんでも、最近お母様を亡くしたようで、その曲にはお母様の思い出がいっぱいつまっているようだ。
ホント、いい曲。
全体的にMCがこなれてきてて、全盛期のカンを取り戻してきているかもしれない。
バックもソツのないサポートぶりで、一時間15分くらいのライブになった。
アンコールは2曲。
そのうち1曲は、未発表曲。
コアなファンには、まさに「ライブの特典」だろう。
で・・・ラスト曲の前に、気になるMCが。
以前「ファンクラブのオフ会」で、ケメのどの曲が好きかというアンケートがあったらしい。
けっこう、色んな曲に票が入り、得票は分散したみたいだ。
それをライブの選曲の参考にする・・という意図があったのかどうかは分からないが、ラストで私にとってとびきりの曲が歌われた。
その曲こそ、私がソングライター・ケメのファンになるきっかけになった曲だ。
なので、私個人にとっては、すごく重要な曲。
この曲を選んでくれて、嬉しかった。
で・・
その曲こそ・・
「夕暮れ」である。
珍しくハモニカホルダーを取り出し、ハモニカをセットして、歌いだす。
この曲をケメ本人による歌で、生でずっと聴きたいと思ってた。
やっと・・って感じ。
たまらなかった。
正直、歌詞を間違って歌っていた(笑)。
でも、この曲の持つ情感、世界観、メロディは、やはり素晴らしい。
70年代当時、こういう「よくあるコード進行」でありながら、ここまで情感あふれるメロディを作れる作曲家は、そういるもんじゃない・・・と、昔のケメのアルバム内の解説で、・・確か浅沼さんが書いていたように思う。
実際、その通りだと思っていた。
弾き語りでありながら、ましてや歌詞も間違っていながらも、バンドでの楽曲演奏をしのぐ良さがそこにあったと思う。
やはり・・良い曲の前では、うまい演奏も、歌唱も、かなわないと思った。
どんなに演奏がうまくても、歌唱がうまくても、MCがうまくても、楽曲がつまらないんじゃ、イマイチだもの。
良い曲の持つパワーは、すごい。
良い曲を作れるソングライターは、やはり強い。