沖縄県議選挙、自公などの反知事派が過半数確実…安保で政府と対立難しく
沖縄県議選(定数48)は16日、投開票され、安全保障政策を巡り政府と対立する玉城デニー知事に批判的な自民、公明両党などの反知事派が16年ぶりに過半数を獲得するのが確実となった。玉城氏は知事派の過半数を背景に米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る法廷闘争を続けてきたが、政府と対立する政策の実現が困難となりそうだ。
13選挙区に75人が出馬し、事前調査では共産、立憲民主、社民党などの知事派34人、自公や日本維新の会などの反知事派33人、中立8人。選挙の結果、反知事派の25議席以上が確実となった。告示前は知事派24人、反知事派22人、中立2人で、議決に参加しない議長が反知事派で事実上、知事派が過半数だった。
玉城氏は政府が進める防衛力の「南西諸島シフト」を巡っても、県管理の空港・港湾の自衛隊利用に慎重姿勢を取っており、議会の対応が注目される。今後の県政運営は約2年後の知事選の動向にも影響しそうだ。
読売新聞オンライン 2024/06/17 00:16
16年ぶりの逆転劇ですか…
これはデニー知事だけではなく、
いわゆる基地反対派からしても打撃となりそうですね。
特に「オール沖縄」はね。
といっても、
ここ数年の市町村選挙をみてみると、
基地反対派即ちオール沖縄勢力の負けが、
立て続けに起こっている現実がある以上、
少なくともその勢力の衰退、
あるいは崩壊が継続しているということが、
誰の目にも明らかになっているということですね。
ただ、同時に基地反対派と容認派の対立構図で、
今回のように沖縄の選挙をみてみると、
当ブログで再三指摘しておりますが、
いつも僅差で反対派が勝ち、
これまた僅差で容認派が勝っているんです。
つまり、圧倒的多数で反対派が勝ったということがなく、
圧倒的多数で容認派が負けたことがないんです。
この時点でもう「オール沖縄」ではないのです。
もう何年も前からね…
だけどなぜか「オール沖縄」なんですよね‥‥
それでも「県民の総意」なんですよね…
ほんと、「民意」って何なんでしょうね?
マスメディアの皆さんに問いただしたいです。
それと、今回ちょっと気になった新聞記事がありましたので、
以下に引用させていただきました。
辺野古新基地反対の勢力が過半数 沖縄県議選
16日に投開票された第14回沖縄県議会議員選挙で、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する当選者が過半数を維持する見通しとなった。選管発表に琉球新報の取材を加味した。投票率は45.26%で過去最低だった。
前回2020年の県議選でも新基地建設に反対する議員は与党や中立の公明、与党系無所属を含めて29人となっていた。新基地建設に反対する勢力は08年の県議選以降、多数を占めている。(’24県議選取材班)
琉球新報 2024年06月17日 00:31
辺野古反対・容認同数に 沖縄県議選、割れる民意
任期満了に伴う沖縄県議選(定数48)は16日投開票され、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する勢力と容認する勢力が24議席ずつで同数となった。政府が移設工事を進める中、反対と容認の民意が二分された形だ。知事支持派も少数となり、玉城デニー知事の移設阻止戦略に影響が出る可能性もある。投票率は45・26%で過去最低だった。(以下省略)
沖縄タイムスプラス 2024年6月17日 1:30
えっ?
どっちなの?
辺野古反対は過半数なの?同数なの?
個人的には同数とみるのが妥当だと思いますが、
どうでしょうか。
「選管発表に琉球新報の取材を加味」
取材の何を「加味」したのですか?
そのエビデンスは何ですか?
もしかして「こうであってほしいなぁ~」という願望ですか?
あるいは「こうだったらいいなぁ~」っていう妄想ですか?
いや…まさか新聞に願望や妄想なんて書くわけないか…
って、信じていいのですよね?ですよね?