前回の続きです。
「南風原陸軍病院壕跡」の碑から、
さらに上へと階段を登っていくと、
黄金森全体の案内板がありました。

この案内板は現在もあるのかな?
情報自体が古いので、
今では撤去されているかもしれませんね。
ちょっと大雑把な感じがしないでもないけど、
それでも当時は有用な情報源でもありましたよ。
案内板には「受付壕跡」「24号壕」「19号壕」の3カ所のみ、
「空いている」というか、
入口が確認できるということでした。
「24号壕」と「19号壕」は事前に書物などで、
調べていたからわかっていたので、
まずは「24号壕」を目指します。
コンクリート製の階段を登りきると、
山にはよくある自然道というか、
普通に歩ける道が続きます。
といっても上り坂ではありますが、
そんなにキツくはないかな…
森の中を通り抜けるといったような、
ちょっとしたトレッキングコースか、
気軽なハイキングコースっといった感じでしたね。
そういった意味ではよくある風景です。
所々日差しを遮るような薄暗い場所もありましたが、
かといって迷うほど鬱蒼とはしていませんでした。
ハイキングやウォーキングに慣れた方はもちろんのこと、
そうでない方にも手軽に歩けるといった感じですね。
そういった状況は2020年現在も同じだと思うし、
むしろいろいろ整備されているから、
1990年代よりもずっと、
より気軽にハイキングを楽しめるのではないでしょうか。
黄金森は標高自体が低いものですから、
少し登っただけで、
今度は下り坂になります。
ちょっと記憶が曖昧なのですが、
その頂上付近に分かれ道があって、
どちらも下り坂になっていました。
初めて訪れた時は、
どちらに何があるかわかりません。
上記の案内板にも書いてありませんが、
右の道を行くと「24号壕」がありそうな感じがしましたから、
とりあえず右の道へと進んでみましたところ、
すぐに視界がポッカリとひらけて空が広く見えました。

「24号壕」はすぐに見つかりました。
1990年代はこのようにして管理されていたようです。
現在は落盤で完全に埋没してしまった「24号壕」です。
あんな風に原型をとどめないほど崩れてしまうのなんて、
あの当時は全く考えていませんでしたから、
とりあえず撮影しておいてラッキーでした。
ちなみに上記の画像は初めて訪れた時のではなく、
その後数回訪れたうちのどれかで撮影したものです。
1990年代後半だと思いますよ、多分…
2000年代だと「24号壕」の木札がなくなっていましたからね。
なお、崩落してしまった現在の「24号壕」については、
ま、一番いいのは現地へ赴くってことなのですが、
グーグル等で検索してくださいな。
他の方のブログ等で見ることができますよ。
次回以降に続きます。