猫の寝姿、、 見てるだけで癒やされる。
猫の寝姿、、、 そこはかとなく、笑えるwww
これが人間だったら、、、
「いつまで寝てんだよ」とか
「そこ、邪魔なんだけど」などと言ってしまうのに、、、
猫にだけじゃなく、人にも優しくなるんだ!と決意して、実家に帰った今年のお盆。
ここで言う人は、、
母である。
年老いた母は、特にどこか悪いわけではないけれど、年相応には弱っている。
歩くのもままならない。
かなりきついのだろうとはわかっていながら、、、
あまりのマイナス発言に、ほんの一日一緒にいるだけで、うんざりしてしまってた。
「胸が苦しい。この苦しささえなくなったら、、」
「腰が痛い。この痛みさえなくなったら、、」
「目がかすむ。そのうち何も見えなくなる。この目さえよくなれば、、、」
おーい!
いったい、どれが一番なくなってほしい症状なんだい!
多分、全部だろうけど、、
まだ体の不調を訴えるのは、ギリ我慢できるのだけど、、
「私は不幸だ。誰それは私より年上なのに、私より元気だ。晩年にこんな不幸になるとは思わなかった。」なんてことを言われると、私はブチっと切れて、、
「息子に毎日介護してもらって、孫もよく心配して来てくれて、父の年金で安心な生活ができて、なんで不幸とか言うの!
私は遠くにいて何もしてないから何言ってもいいけど、兄ちゃんや孫にむかって、不幸とか言うのは許さないよ!」と、ついつい怒鳴ってしまう。
すると、母はボタボタ涙を流しながら、、
「そのくらい、言わせてくれよ。言うとちょっと気持ちがすっきりするんだよ〜」
貴女はすっきりしても、聞いてる方はたまらないんだけど、、、
実家に帰るといつもこんな風だから、もう帰らない方がいいだろうか?
どうせ私が帰っても、母を泣かせるだけだし、、
だけど、、、
いつもう会えなくなるかもわからない母の現状。
そして、母に説教してる自分も毎日「腰が痛ーい!もう仕事したくなーい」と愚痴ってる。
もう腰は万年病、と思いつつ、どうにか治したい。
母もきっと、いくつになろうが、元気でいたいんだ。
いられない歯がゆさに、一番甘えられる子供たちに必死で愚痴ってるんだ。
聞いてあげよう。
ただただ、うなずいて「そうだね、きついね。少しだけ不幸かもしれないけど、私達がいるからね」と、言ってみよう。
できるか?
人間ができてない私にできるか?
決意の帰省でしたが、、、
できた!
口から何度も飛び出そうになる説教言葉を、何度もごくりと飲み込んで、時々頭をなでながら聞くことができた。
成長したじゃないか!楓!
どうしたんだ?楓!
なぜたがわからないけど、今回の帰省はとても優しくなれた。
帰り際、
「また、話を聞いておくれ。楓にしか話せないんだよ」と目を潤ませる。
いやいや、私にだけじゃなく皆に同じようなこと言ってるみたいだけど(笑)
でも、、
寂しいんだな。
老いて弱っていく自分を受け入れられなくて、誰かにしっかり抱きしめられたいんだな、てつくづく思った。
母と私はとてもよく似ている。
きっと、私も母のように、晩年は今より愚痴ってるに違いない。
60の私も、どこかで60歳ということを受け入れていない。まだまだやれると虚勢をはって、でもすぐにくたびれて情なくなって、一人で怒ったりしてる。
母さん、やっぱ親子だね。
これからも喧嘩しながら生きてこうね。
「体はきついけど、私は100歳まで生きるような気がする」と、母さんがポツリ。
おお!そっか!
母さん、100歳まで頑張れ!