イバラの道をスキップ

3年前に離婚しました。生涯孤独な57歳おばさんです。
茨の道をスキップで歩けるよう、只今人生を模索中です。

老人ホームに入りたい

2023-09-12 07:33:19 | 日記

私の父は認知症を約11年患いました。

その間ずっと同じ老人施設にお世話になったんです。

 

そこはデイ、ショート、そして特養まで、

同じ敷地内に3つの施設を完備した市内でも大きなホームでした。

とてもきれいな館内、スタッフの方々の明るく元気な対応など、

魅力的な部分は沢山ありました。

何より料金が思っていたより良心的で、話を伺った翌日に入所を決めました。

 

晩年はほぼ寝たきりでしたが、

常在の看護師や医師から手厚く看護され、私も安心して任せることができました。

家での看取りはできなかったけど、やるだけのことはやったと思っています。

 

あの施設を選んでよかった。

スタッフの皆さんのあたたかい対応にも、感謝しきれません。

 

私も願わくば同じホームでお世話になりたいです。

老人ホームってピンからキリまであると思いますが、

優良な場を選べば穏やかで安心な終の棲家となるでしょう。

 

特に私のような生涯孤独な人間は、

誰かに守られていると言う安心感があるだけで幸せな気持ちになれると思う。

この期に及んで、再婚をしたいとかは一切思わない。

もう誰かと一緒に生活したい気持ちは、1ミクロンもありません。

 

でも、何かあった時助けてくれる誰かは欲しい。

それが介護スタッフのようなプロの方達なら怖いものはない。

父を見ていてそう思いました。

 

が、私の将来の年金額は恐らく7万ちょっとです。

先立つものがなければ、夢は叶わない。

父が在籍していたホームは他の施設と比べればかなり良心的な値段でしたが、

それでもある程度の年金額がないと入居は難しい。

 

結局、残された道はこのボロ家で野垂れ死になんだろう・・・。

常に不安に脅かされながら、三途の川を逃げるように渡ってしまうのだろうか・・・。

 

父の介護中はいくら施設にお世話になったとは言え、

辛い時期もありました。

殺してしまいたい程悪態をつかれ、泣いた時もあった。

 

でも最期は穏やかに、

私と元夫、そしてスタッフさんに見守られながら逝きました。

 

お父さん、あなたと同じ道は歩めないのかな・・・。

 

今日も一生懸命働いてきます。