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アルビレックス新潟での汚名を雪ぐ

2020年12月21日 12時00分00秒 | 明治安田Jリーグ 天皇杯
平松宗の応援をしに、令和3年9月27日に小生は相模原市ギオンスタジアムへと足を運びました。
2020明治安田生命J3リーグ第18節[SC相模原×カターレ富山]の結果は、宗が逆転弾を決めて富山が先行したものの、最終的には3対2で相模原の勝利に終わりました

その戦い内容を目の当たりにして、それがしはtwitterに
「三浦文丈監督、アルビレックス新潟では今日のSC相模原のようなフットボール戦術を、本当はやりたかったんだろうと、推察。」
と記しました。
2017明治安田生命J1リーグ第1節から第10節までの新潟のフットボール戦術と大きく掛け離れていたのです。

三浦監督が新潟で指揮を執っていたときの戦術は、原点回帰して「堅守速攻」。
2016季に吉田達磨監督を招聘してボール支配率を高めて主導権を握りにかかる戦術に舵を切りました。
柳下正明監督もそれを志向し出しましたが、更にエンジンペダルを踏みこんだわけです。
が、「原点回帰」という名の下、自陣でブロックを敷いて守りを固めて失点を抑制し、そこから高速カウンターで仕留めるという戦術に大きく逆戻り。
鈴木淳監督時代を通り過ぎて、反町康治監督時代のそれまで先祖返り。

こうなった背景には、当時の新潟の監督選びが難航して、選手編成に悪影響が及んだことがあります。
影山雅永監督に就任を断られ、三浦監督に決まったときは、選手補強に大きく出遅れ。
それが災いして編成も、新シーズン準備期間も遅れ、弱者の戦術「堅守速攻」を採用したものと思われます。
「堅守速攻」はポゼッション型よりも早く形に出来やすいですし。

だがしかし、高速カウンターを発動させることに四苦八苦。
奪っても、そこからの1本目のパス、ないし2本目のパスが遮断されて逆カウンターを食らっては失点⇒敗北の繰り返し。
ボール保持できないから疲弊して、やられてしまうの連続。
結果、三浦監督は「休養」という美名にまぶして解任に。

この件で三浦監督の評価は地に堕ちた、とまではいかないまでも、かなり低くなったのは確か。
しかしながら、あれから3シーズン後、三浦監督は相模原をJ2リーグに昇格させるに至りました。
これは名誉挽回も名誉挽回。

でもですね、三浦監督が率いた2019季の相模原は、明治安田生命J3リーグで15位でした。
クラブ史上最低の順位。
その上、天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会の神奈川県予選で敗退。
儂はこの結果を見て“三浦監督は、そもそも監督手腕に乏しかったのか”“新潟での成績不振は、チーム編成上の理由が大だと分析していたけど、三浦監督の采配力のせい?”と感じたものです。

それが今季は2位でJ3卒業に成功。
なんでこんな急激に成績が飛躍したのか?それは定点観測していない吾には把握できません。
ただ、先述の平松宗の応援で観た相模原のサッカーからは、三浦監督は新潟でも『主導権を掴みに行こうとするサッカー』『受け身じゃないサッカー』を本当は実行したかったんだろうなというのは、察せられました。

初めて監督を務めたAC長野パルセイロは、3位に導きました。
そして今度のJ2昇格。
一方で、新潟で失敗し、昨シーズンの相模原での成績は振るわずでした。
もともと勝負師の素養はあって、それを失敗を糧にして指揮能力を高めた、ということでしょうか。

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