東北電スで試合が行われる場合も、こんな良好な天候にならんもんかねと思いつつ、迎えたジュビロ磐田
アルビレックス新潟戦
ホント、ギラギラと太陽が照りつけ、湿度も少ない絶好の応援日和。
でも、今季のアウエーゲーム、ホームのときと違って天気に恵まれるね。
雨だったのは、広島ビッグアーチくらいでしょ。
さて、ヤマハスタジアムに参戦したサポの数は、約600名とのこと。
集まったサポは、みな勝利に貪欲で、勝ち点3をもぎ取る場面を見届けようという意気込みが漲っておりましたよ。
さて、そんな気迫漲るサポの間で、選手のアップ前に、ちょっとしたざわめきが起きました。
モバアル等で発表されたアルビのスタメンを見ての反応でした。
なにせ、DFが千代反田・千葉・永田、MFが勲・松下・内田・マルシオ・坂本って構成だったすけね。
“え、4バックから、3バックにシステム変更?”
“じゃあ、勲がワンボランチで、坂本隊長とウッチーはウイングバック?”
“いや、これは登録上のことで、結局は4バックで、千葉ちゃんが勲と組んでボランチだよ”
“千葉ちゃん、ボランチの位置でトレーニングしてたって話だしね”
“でもさあ、シルビがいなくなって中盤が機能しなくなったすけ、分からねよ”
てな会話が、あちこちで交わされてましたわ。
で、結局のところ、どういうシステムだったかというと―
[4-4-2]という、いつもどおりの布陣
千葉が勲と組んでのボランチです。
で、ボランチに入った千葉が、期待以上の良いパフォーマンスを発揮してたんですよ
特に、前半の千葉は、最高
思えば、吾輩が初めて千葉のプレーを生で見たのは、去年4月のサテライト・対FC東京戦。
そのときも千葉はボランチで、当たりの激しいガツガツディフェンスで、何度もボールを奪い突進していった(゜▽゜)(。_。)
で、昨日の千葉も、あの日に劣らぬ、否、それを遥かに凌駕したガツガツディフェンスで、磐田の攻撃を跳ね返していましたぜd(>_< )
ま、つまらんパスミスをして、ピンチを招いた場面もあったけどね
そして後半を迎えると、千葉は、前に出ることを抑えて、永田と千代反田の前に陣取っての守備に専念し、実質、3バックのような趣。
そして、千葉が後方でしっかり守備をケアしていたことで、今度は勲が活性化
積極的に攻撃を顔を出してくれるようになったんですな
そう、勲がね、相変わらず素晴らしかったのよ(´▽`)
後半なんか、今季最高のパフォーマンスを発揮してたんじゃないかな。
結果的には、得点に結びつかなかったけど、絶妙のスルーパスを幾度も供給して、ジュビロDF陣と川口を窮地に追い込むし、またボールを落ち着かせて、チェンジ・オブ・ペースを図ったりするなど、シルビ不在を感じさせない勲に、吾輩は胸キュン状態
表向き、ジュビロ戦のヒーローはエジ・矢野・マルシオの3人だけど、影のMVPは千葉と勲
2人が、縁の下の力持ち的役割を遂行したからこそ、再逆転勝利を果たしたと吾輩は評価しています。
それから、吾輩としては、千葉には是非、ガットゥーゾ的なプレイヤーになって欲しいなぁと
千葉のプレースタイルを見ていると、あながち無理じゃねーなあと思うんですがね。
じゃあ、時間を追って、ジュビロ戦を振り返りましょう。
まず先制点の場面。
♪pride of niigata♪を歌い終わってすぐ、コーナーキックから始まったプレーで、エジが先制ゴール
リーグ戦では、ここ2試合、前半4分にコーナーキックで先制を許していたけど、昨日はその逆パターン。
早くも飛び出したエジGOALに、早くもアウエー立ち見自由席のボルテージは上がる上がる
でもまあ、ナビスコ最終戦ではあんなに遠かった1点が、こうもあっさり奪えるなんて、皮肉なものですなぁ┐(´-`)┌
さて、サポのボルテージが上がり、追加点を狙いに行った新潟だけど、今度は2点目が遠くなりにけり。
「やべっちFC」でも流れていたけど、その後の絶好機は前半13分にあった、矢野がエジにパスを出して、エジがシュートを放つも枠を捉えられなかった場面くらい。
鈴木監督曰く
“1点を取ったことで守備の意識が強くなってしまい、じりじりと後ろに引いてしまい”“暑さのことが頭にあって、前線からなかなかプレッシャーがかけられず”
状態で、応援していてヒヤヒヤの連続。
で、遂に前半17分、同点に追いつかれたという次第
アルビの右サイドで、成岡と上田の2人がパス交換で新潟守備陣を崩し、最後は成岡がどフリーのマルキーニョスパナラにラストパスを送って、同点に追いつかれました。
この場面、完全な新潟のミスによる失点
ゴール前を固めていたアルビ守備陣は、全員ボールウォッチャーで、マルキーニョスパラナは完全自由を与えられていたもんね。
加賀健一の逆転ヘッド弾も、アルビのミス
フリーにしていたら、そりゃ、シュートを決められるわな┐( -"-)┌
てなわけで、キックオフ早々の時間帯を除いて、終始ジュビロペースで進んで、前半終了。
絶対に勝たなきゃいけないゲームなのに、この体たらくを目にして、ハーフタイム中は、ちょっとブルー
唯一の救いは、前述の千葉のガツガツディフェンスが効果を発揮していたくらいでしたね。
さて、運命の後半45分がスタート
前半と打って変わって、アルビの選手たちの動きが目覚しい
トップギア状態で、新潟サポが陣取るゴール裏に向かって、怒涛の攻撃が発動
エジが松下が
シュートを放つ
そして、ガンバ戦以来、ゴールが遠ざかっていた矢野が、♪やってくれました ♪やってくれました ♪たったいま~
例によって例のごとく、角度のないところから、決めてくれちゃったよ
モバアルでは、次のように得点場面を描写していて、思わず笑てしもた
<(エジミウソンが)そのまま右サイドを突破し、グランダーのクロスを矢野へ。
落ち着いてトラップしてマルキーニョスをかわして角度のないところからのシュート。
得意のゾーンから同点ゴール!!>
おいおい、クラブが、角度のないところこそ貴章ゾーンだと、クラブが公に認めちまったぞq|゜Д゜|p
そして、これは矢野にとっての凱旋GOAL、記念すべき故郷に錦を飾ったぞGOALなのだ
吾輩は、試合前、矢野がどんだけジュビロ戦で実績を残しているのかを調査。
柏在籍時、矢野は2試合に出場で、ノーゴール。
昨季は、ホーム&アウエー共に先発もやはり無得点、おまけにヤマハのゲームでは前半のみで交代させられるという羽目に。
だっけ、あの同点弾は、矢野にとって、記憶と記録に残るメモリアルゴールだったんですよ。
そして吾輩は、この時点で、勝利を確信。
だって、エジと矢野が、揃って得点決めてんですよ(´▽`)
得点を決めて然るべき人が、それも複数人が決めた場合、九分九厘、勝利するのがサッカーの常。
事実、昨季のフクアリ、今季の川崎戦、エジと矢野がアベックゴールを決めて勝利していますからね。
さて、ここで、アジウソン監督が、主導権を奪い返すべく、先に動く。
DFの田中誠を引っ込め、ケガから復帰したFW前田を投入。
そして、中央でフリーマン的な役割をしてきた菊地直哉がCBに。
結果論だけど、この交代が裏目に。
新潟サポのすぐ目の前でプレーすることになったんで気張りすぎたのか、菊地が空回り状態。
エジやマルシオに、いいようにちんちんにされてた。
で、マルシオのFK逆転シュートは、菊地が与えたファールに因るものなんだからねえ
そのマルシオのフリーキックシュートだけど、あれね、矢野なり千葉なりの頭を目掛けて、クロスを上げてくると思ったんですよ。
だから、飛び込んでくる選手の方に目をやっていたんですわ。
そしたら、あに図らんや、蹴ったボールは、そのままゴールに吸い寄せられるんだもんなあΣ( ̄Д ̄;)
気づいたら、ゴールネットの左隅に、ボールが転がってたんですよ。
でね、おそらくゴール裏にいた人たちも、きっと吾輩と同じように、マルシオが直接狙うとは思わなかったようなんですよねえ。
その証拠に、マルシオのシュートが入った瞬間、コンマ何秒のことだけど、静寂が支配したんですよ。
目の前でナニが起きたか、一瞬では理解できてなかったんだな。
吾輩、実はよく見てなかったのよ、あのFK
ボールから目を切っていたから、弾道を見逃していたのさ
「やべっちFC」で、初めて確認した口なのさ
さてさて、再逆転した後も、新潟は攻撃の手を緩めない。
鈴木監督も、ここで交代カード1枚目を切り、松下から松尾にスイッチ。
松尾はSBに入って、坂本隊長が1列上げます。
そして、坂本隊長をサイドハーフにポジションチェンジさせたことが、いきなり効果を発揮。
後半35分、坂本隊長とエジのワンツーパスから、この日2得点目となるエジのゴールが生まれて、アルビの勝利はほぼ決定。
そして出ました♪蹴っ散らせ 蹴っ散らせ 手がつけられない ニーイガーター♪コール
ひょっとして、今季初じゃね、蹴っ散らせコール?
なんにせよ、久々に味わう高揚感
声が徐々に出なくなってきていたけど、最後の喉力をふり絞って、腹の中心部に力を入れて、蹴っ散らせコールをしましたがな
アルビの選手たちもね、♪蹴っ散らせコール♪に乗って、守りに入らず、5点目を狙ってきましたよ。
ま、残念ながら4点止まりだったけど、満足のいく、後味の良いクローズでした。
先月行われたFC東京戦も、2点差をつけての勝利だったけど、あれとは雲泥の差。
あん時は、最後グダグダで、てんで不満の残る幕引きだったわけだけど、昨日は違ったね
というわけで、絶対に勝たなくてはいけない試合をものに出来ました。
後半だけのスコアを見れば[3-0]。
磐田の選手の足が止まったことを差し引いても、新潟の内容は素晴らしかった
これで6月8日まで、清々しい気分で日常を送れます。
最高のジュビロ磐田戦でした
観戦記ありがとうございました。
私は残念ながらスカパー!観戦でしたが、
家で近所迷惑な声を張り上げ応援していました。
やっぱり勲が良かった。
私はうれしいです。
スカパーを通じての応援、お疲れ様です。
身も蓋もない話ですが、物理的に、テレビで応援しても声は届きません。
だけど、応援し勝利を祈る強い気持ちは、遠くでプレーする選手たちにも伝わります。
ヤマハに行きたくても行けなくて、必死にテレビの前で応援していた方は、多かったことでしょうね。
>やっぱり勲が良かった。
いつの間に、勲はあんなに確変したんでしょうね。
試合を見るたびに、勲のパフォーマンスはUPしていきますね。
勲にシルビの真似はできませんが、でもシルビにはない良さを勲は持っています。
今後も、シルビ不在を感じさせないプレーをし続けて、優勝争いに加わる原動力になってくれることを願っています。
しかし、生で観たかった・・・羨ましい限りです。
ちょっと間は空きますが、その流れで次節のホームでも快勝して欲しいと思います。いや、快勝しなさい!!
ただし、大久保がノッテルようなので、そこは気を付けてね、と
>苦手?のアウェでの勝利は格別に嬉しいですね。
ヤマハスタジアムは苦手な競技場でしたし、なにより昨年9月の惨劇があった場所だけに、嬉しさ倍増です。
>その流れで次節のホームでも快勝して欲しいと思います。いや、快勝しなさい!!
神戸はホムスタでこそ強いですが、アウエーでは、そんなでもないです。
油断は禁物ですが、ホームの利を味方に、2連勝を成し遂げなくてはいけませんよね。
そしてガンバに喰らい付いていきましょう!