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田村貢代表取締役社長 退任日

2016年12月31日 21時00分00秒 | アルビレックス新潟
平成28年12月31日付で、株式会社アルビレックス新潟の田村貢代表取締役社長が退任します。
2009年1月1日から丸8年間、お疲れさまでした、ありがとうございました。

田村さんに引責を求める事象を捉えて、「サポーターの多くが社長を嫌いなんだね」と見なす向きもありますが、田村さん個人を嫌いだからそうしたというのは、お門違いでしょう。
ゼネラルマネージャー的な性格を持つ代表取締役社長が、ここ2シーズンの不振の責任を負うのは当然のこと。
また、サポーターは株主じゃありませんが、後援会費やシーズンパスポート費などを通じて準株主のような存在です。
責任を求める行為は、至って自然な行為。

中には、田村社長をとにかく嫌い、だから辞任を求めた人もいたでしょうが、少数派に違いなく。

株式会社アルビレックス新潟が特殊なのではありません。
いわゆる一般企業、株式上場している企業でも業績不調が中長期に渡って続くようだと、トップは引責辞任するか、解任させられます。
結果を残せていないにも拘わらず、社長の首が替わらないことは、組織論的に認められないこと。
監督の首は替える、でも社長は何があっても責任を問われない、では組織が成り立ちませんから。
泣いて馬謖を斬る、の故事があるように、誰かが責任を取らねばならない、悲しいけど、これが組織の論理。

一応確認のため書きますが、田村社長を退かせれば新潟の成績が良化する道理はありません。

しかし、田村社長は不運でした。
廻り合わせが悪かった、と書くべきか。

Jリーグの国内移籍規約が、世界仕様に大きく激変、30歳未満の選手の移籍には必ず移籍金が発生する仕組みが消滅。
ゼロ円移籍の自由化の波に新潟は襲われて、主力が毎シーズン引き抜かれ。

J1昇格バブルが弾け、無料招待券の負の部分が現れ始め、観客動員は右肩下がり。
田村さんも前体制にいた人だから全くの無関係ではないけど、それまでの利益の先食いに翻弄された面は否めません。

一方で、経理畑の人物なればこそ、この2年は赤字も、債務超過に陥ることなく健全経営を維持できました。
J1クラブライセンスを剥奪されずに持ちこたえられたのは田村社長のお陰。
この功績は称えなくてはいけません。

在任中、2009シーズンと2010シーズンと2013シーズンは一桁順位。
2010・2011・2015・2016の4シーズンは残留争いをし、うち2012シーズンと2016シーズンは末期的な状態をも経験。
天皇杯全日本サッカー選手権大会では、松本山雅FCと福島ユナイテッドFCに負け、格下カテゴリーチームにも敗れることが専らで。
他方、アルビレックス新潟レディースは田村社長就任と同時に結果を出せるようになり、皇后杯で4度の準優勝。

全体的には、芳しくない成績が上回り、胃が痛い時間が長い社長生活だったのでは。

改めてお疲れさまでした。







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