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映画『DRAGON BALL EVOLUTION』

2009年04月16日 03時30分00秒 | 映画・テレビドラマ・漫画
よくもまあ、こんなにズタズタにして作劇したものだと憤りを感じたよ。
『DRAGON BALL EVOLUTION』の前評判が芳しくなく、実際、既に鑑賞した人からは“観に行くな”“お前の映画館行きを阻止する”とまで言われたもんね。

で、実際に観たら、予想を超える凡作。
『稲村ジェーン』に匹敵する駄作。

原作の作品世界を蔑ろにする作風に、怒り沸々。
途中で帰ろうかとも思ったけど、金券ショップで支払った1250円が「勿体ない」と感じて、最後まで観ることに。

でも、つまらないし、テンポが無いし、ピッコロと孫悟空の闘いの演出は平凡だし、変てこなラブストーリーは用意しているしで、映画館内が明るくなるまるでの時間が長い&長い。
クレジットを除外すれば、正味85分くらいなのに、4時間くらいに感じられるほど、退屈だったよ。

孫悟空は魔人ブウ篇の孫悟飯と孫悟空をミックスした感じで、チチはチチじゃなくてビーデルに置き換えられているし。
ヤムチャはただの小悪党。

武天老師様は、スキンヘッドでも無いし、年寄りでもなく。
ただ、スケベなキャラは一緒だけど。

ピッコロは顔が緑色なのだけで、強さは微塵も感じられず。
ピッコロは、軍隊なんか意味を為さないほど強いキャラなのに、そういうシーンが用意されてないから、あれじゃ、ただの緑色の人型のクリーチャー。

孫悟空の修行も厳しさは感じられず、おまけに修行シーンにラブシーンを絡ませるから、気色悪い。

ドラゴンボールの魅力の一つは、ストイックの修行に励み強さを身に付け、軍隊も叶わないほどの強敵を倒していく孫悟空にあるのに、そこを蔑ろにしてんだもん。

おまけに、世界の危機、世界の危機と言いながら、ちっとも危機感が感じられない演出とストーリー。
これじゃあね、日本でも米国でも香港でも、映画館が空席だらけなのは当たり前。

日本語吹き替え版じゃなく、字幕スーパー版で鑑賞したんだけど、それは「気」だとかの原作独自の言葉が、どう取り扱われているかを確認したかったから。

そうしたら「気」は「ki」、「魔封波」は「ma-hu-u-ba」と原作の日本語をそのまま損なうことなく発音。
武天老師も「muten roushi」と発音。
チチについては「チーチ」と発音されていたけど、とにかく、原作と同じ発音ばかりだったので、そこは一安心した部分。

ただ、原作への敬意・リスペクトは表層的。
“製作スタッフって、原作を大事にしてんの?”という疑問は拭えないよ。

おまけに、1億ドル=100億円を費やしたというには、チープな作品世界しか再現できてないしさ。


続編作りが計画されていて、既にパート2の原案も完成しているけど、それは陽の目を見ないわな。
20世紀FOXは大ヒットすると考えて、孫悟空に倒されたピッコロが実は生きている、脅威は去っていない、というシーンを最後の最後に用意してんだけど、これも無駄になりましたわな。

とにかくヒドイ映画。
時間の無駄。
地上波で無料放送してても、観る価値の無い作品。

『HEROES』シーズン2にも出演し、今やハリウッド女優になった田村英里子ちゃんが、ピッコロの手下役で出演してて、その衣装が胸の谷間を露出したものなんだけど、そこしか見るべき(!)ものがなかったなあ。
あと、ジェイミー・チャンという中国系の若い女優がチチを演じているんだけど、その娘の衣装も、胸の谷間を強調したもの。
オスとしては、それらしか見どころがなかった、そんな感じです。

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