我が町では8月第一土曜日に川北大花火大会が催される。私が石川に来た頃には、観客も少なく堤防の上に寝転がって空に広がる打ち上げ花火を見上げたものであった。30年近い年月が経って4年ぶりに開催された今年の花火大会では2万発の花火が打ち上げられ観客は10万人に達したと報じられた。
花火の新聞報道
長岡の花火大会も見たことがあるが、説明が長く間延びする感じを持っていた。地元の花火は単純明快である。殆ど何の説明もなく只々打ち上げるのである。
この花火大会の前後には夕立も見られるようになり最も暑い時季が終わるのが通常である。
近くの墓地では昔からの部落の方々が総出で一斉に草刈りをしてお盆に備えていた。
住民総出の墓地の草刈り
散歩道では栗の実が熟れる前にかなり落ちていた。
熟さずに落ちた栗の実
これも暑さのせいかもしれない。
田ではこれから穂を出す稲のために最後の水が入れられ、ラジコンヘリコプターによる農薬の空中散布も行われ、用水路のカルガモがこれに驚いて遠くに飛んで行った。
穂出し、穂充実のための最後の水入れ
ラジコンヘリによる薬剤散布
飛び去るカルガモ
一方、電線ではホオジロが落ち着き払って高らかに歌っていた。
電線で囀るホオジロ(尾羽に注意)
よく見るとサンコウチョウほどではないが尾羽中央部が長くなっているのに初めて気づいた。
水路ではクサシギやカワセミが見られるようになり、マルナガバミズアオイ(読者の方からお教えていただいた)が咲いており秋への変化を感じるようになった。
水路のカワセミ
(スマホ撮影のため不明瞭であるがビニール配管の上に止まっている)
マルナガバミズアオイ(用水路を流れてきたものと思われる)
白山も大分はっきりと見えるようになった。
澄んできた白山周辺の空気
河北潟にハス田の様子を見に行ってみた。ハスの花が咲き始めレンコンの出荷も始まったようである。
花が咲き始めた繁ったハス
水の張られた田にはアオサギが餌を探し、巣塔には2羽のコウノトリがいた。
水を張った田のアオサギ
巣塔に残るコウノトリ
足環は青-黄、青-黄;青-黄、不明であった。どっちにしても親の足環とは異なり、今年生まれた幼鳥が未だ巣に戻っているものと推測された。子供達の成長、親鳥達の来年の子育てを願っている。