8月になっても暑さが続き、新聞に暑さに関する記事が取り上げられない日は無い。それでも農家の方は稲の世話に余念がない。
暑い中作業する農家の人
それを見ながら、巣立ったツバメは悠然としている。
電線で休む若いツバメ
すっかり雪の消えた白山は霞み、夏の暑さを余計感じさせている。
暑さに霞む白山
暑さを避けるため木々の多い樹木公園に行ってみた。目に入ったのは槿の花である。高木の日陰に涼しげであった。
槿の花
この公園では初見のコムラサキが飛んで来、翅を開いてくれた。
樹木公園のコムラサキ
市ノ瀬で撮った【7月25日】ものより美しく思えた。
木々ではヒグラシに加えツクツクボウシが鳴き始めていた。何処にいるのかなと眺めていた時、何かが飛んできて植え込みの中に止まった。身をかがめて覗くとツクツクボウシであった。
背の低い植え込みの中に止まるヒグラシ
セミも葉の多い植えこみで暑さを避けているのであろう。せせらぎの上をオニヤンマが周回し、池ではチョウトンボやショウジョウトンボが休んでいた。
周回中のオニヤンマ
水辺の草の枝に止まるチョウトンボ
ショウジョウトンボ
頭上の木に何か飛んできた。葉が繁っているのと頭上であるためになかなかピントが合わせられずにやっと撮れたが、スズメであることが分かった。
葉陰のスズメ
がっかりはしたが、こう暑くてはスズメだって木陰で休みたかろうと同情した。
成鳥の鳴き声と違う鳴き方のイカルが飛んできてさらに繁った枝に止まった。
葉陰のイカル
撮影はさらに難しくピントが甘いのは仕方がない。
この暑さは人間だけでなく森の生き物たちも何とか避けようとしており、何処に行っても鳥達がなかなか見られないのは当たり前だと納得した