台風の余波で昨日は季節外れの暑さのぶり返しであった。今朝は雷を伴う雨である。昨日近くの森で見つけたジャコウアゲハのメスは翅が傷み、今にも息絶えそうであった。
傷んだ羽根が痛々しいジャコウアゲハのメス
一方、山合の水溜まりでは、オオシオカラトンボの産卵やタカネトンボの巡回飛行が見られるようになり、田では稲刈りが進んでいる。
オオシオカラトンボの産卵
飛翔するタカネトンボ
昔は刈り取った稲は束ねて干した後脱穀したものだが、今はコンバインが脱穀迄行い、もみ殻を田に積み上げる。
刈り取り、脱穀されて積み上げられた籾殻
刈入れ間近の実った稲でウスバキトンボが休んでおり、稲の上を飛び回り、南へ帰るトレーニングをするツバメの数も多くなってきた。
実った稲で休むウスバキトンボ
稲の上を飛び回るツバメ
8月22日に活動再開、河北潟、邑知潟を訪れ、23日には七塚、高松、千里浜まで行ってみた。七塚ではシロチドリの群れ、高松ではトウネン、千里浜ではミユビシギの群れに遭遇した。
海岸を飛ぶシロチドリ
砂浜のシロチドリ
波打ち際で餌を探すトウネン
砂浜のミユビシギ
ミユビシギやオバシギと一緒にいるトウネンもいた。
ミユビシギ(右)とトウネン
28日、昨日に再確認に訪れたところ、海岸の鳥達は意外にもその種類が少なかった。
今日からは9月である。海岸は着実に秋に向かっている。台風が通り過ぎ、涼しくなって鳥達も元気に活動を再開することを願っている。