真如院特別公開

今週は、平日休みで休日が出勤のシフト。2日は、奈良の正倉院展に連れてってと言ってた妻がダウンのため、行き先変更。
Ｗｅｂ京都新聞の紅葉特集の中の秋の特別展の寺社を見ていたら、自宅近くに真如院を発見しました。
案内では、バス停の堀川五条から歩いて３分ということでしたが、地図を拡大すると馬淵診療所の裏。大宮五条の方が近い。
10時3分に到着したら1番乗りでした。
写真撮影禁止のため、文章で重森三玲先生により室町様式に復元された庭園を説明します。
縁側から見て、手前が白砂、苔、鱗石（手の平大の板状の石）で水の流れを表して、その向こうの苔の山に瓜実灯籠、烏帽子石と春日様式の灯籠を配置しています。
石の大きさから、かなりの急流を表している枯山水が一番印象的ですが、宇宙家族カールビンソンのお父さんの頭部に似ている瓜実灯籠も珍しい（解説のテープではラグビーボールと表現してましたが、開口部の形がどうしてもお父さんに見えてしまいます）。
パンフレットに載っていてテープでも詳しく説明されている呼子手水鉢は、縁側右手直近に配置されているため、縁側に座っている人に退いてもらわないと良く見えません。私も4番目に来た人に退いてもらって見ました。横腹の象形文字がメインなので仕方がない。

普段は、拝観謝絶の庭園を見れて良かった。枯山水にも色々あることが分かりましたので、造園業で、はやぶさファンの方がいらしたら、ぜひイトカワ表面風の枯山水を造ってください。
岩と石の配置だけになるので、枯山水じゃ無くなるか。
ちなみに、今日正倉院展に行ったら９０分待ちで、出てきたら110分待ちでした。
真如院の特別公開は、11月3日で終わっています。あしからず。