7:00に起床、7:30朝食。
後半となる4日目も晴れて近場の「ラガッツオーイ」で滑ります。
【3/26、ラガッツオーイ】
昨日通過したファルツァレーゴ峠にある三つのゲレンデで滑る予定です。
9:00に専用バスで移動し、最初のチンクエトーリスキー場に9:40に到着。
規模は小さいですがチンクエトーリ(イタリア語で5つの塔)という奇岩を目前に滑る事ができます。
カリカリのアイスバーンでドロミテ一番の斜面を味わえたスキー場でした。
第一リフトから見た5つの塔で、可愛らしいロウソク岩という印象。
最高点にあるこちらの岩山は、M.AVERAU-2648mで絵になりますね。
初日に滑ったトファーナ-3243mの山塊が正面に輝いています。
小屋から下にある二本の沢コースを滑りました。
長い中急斜面で40度の斜面もあり、贅沢なファーストトラックを満悦。
第二リフトで岩山の肩にある最高点に上がります。
残念ながら裏側のゲレンデは融雪のため閉鎖されています。
マルモラーダ方面を背景に記念撮影。
閉鎖されたコース側からヘリで到着したスキー客。
滑らないで小屋のテラスでワインとビールの休憩。お金持ちは違いますね。
私に向かってやたらと吠える犬。
二時間の滑走予定でしたが、急ぎ駐車場までのロング滑走となりました。
他の班はバスに戻っていてお待たせしました。
専用バスで5分程移動して、今度はラガッツオーイ山頂2750mへのロープウェイに乗ります。
マウロが何度も説明していましたが、この山は第一次世界大戦におけるイタリアとオーストリアの戦場跡です。
実際に使用された大砲が記念碑として設置されています。
ロープウェイの扉は上下に閉まる型で初めて見ました。
巨大な岩山をすごい角度で登っていくので迫力があります。
展望台からの壮大なパノラマ展望は快晴で絶景でした。
マルモラーダ方面は右壁の影になります。
正面にオーストリア・チロル方面
その左にクリスタッロ方面
左端にはトファーナ山塊。
展望テラスにも戦争遺物の武器や弾丸、食器等が展示されています。
少し下った岩場にはオーストリア兵を狙撃した洞窟要塞跡があります。
戦死者よりも病死や衰弱死が多かったようです。
狙撃穴と機関銃座跡です。
最初の一本は右コースを滑り、日当たりの良い岩壁を回ってロープウェイ駅に降りました。
岩壁には狙撃穴や岩を積み上げた塹壕跡が各所にあります。
快適にアイスバーンで滑っていくと、岩壁から落ちた小石が無数に散らばっています。
必死に避けて滑りましたがキズが数本・・・・・春スキーの宿命ですね。
再度ロープウェイで登り、今度は左側のコース・アルメンタローラへ。
こちらは谷間を下る相当なロングコースで、緩中斜面で気持ちよく景観が楽しめました。
途中から森林コースのような場所になり、長く美しいスロープはツアースキー気分最高。
コースの先に見えた山小屋レストラン。今日の昼食場所です。
とろ~りチーズと生ハムと野菜をはさんだサンドイッチでしょうか。
固くて食いちぎるのが大変ですが、それなりに美味しいです。
盛り合わせは数人でシェアして食べています。
カプチーノです。コーヒーと言うとコーラが出るためカプチーノなら伝わります。
ちなみにアメリカンと言うとコーヒーが出ます。
まったりと贅沢な日向ぼっこ。
女性陣がホテルに戻りたいと言い出したため、三つ目のスキー場をパスして切り上げることに。
私は反対しましたが、連日滑る体力がない団体ツアーでは仕方ないですね。
14:00にコース後半を滑り出すと谷間は予想外のアイスバーン。
日陰は冷え込んでいて、見事な氷柱の前で記念撮影。
アルメンタローラは出口まで延々7km以上の快適な滑走コースです。
さすがに谷の出口付近になるとベタ雪になります。
水溜りが出現してくると谷の出口に到着。
この地点の案内図には馬のマークがあります。
ここから名物のホースリフト(馬車の引くロープに掴まって雪上スキー移動)になります。
残念ながら融雪のため、私達は2€支払って乗り合いタクシーに乗りました。
2km先の駐車場で専用バスに乗り換えて15:30にホテルに戻ります。
三つ目のCOL GALLINAスキー場をパスして通過。
ホテルに戻り、買い物とテイータイム。
19:30の夕食で、お世話になっているガイド四人を招いて懇親会が行われました。
マウロ達スキー学校の旧ワッペンを17枚戴き、ジャンケン大会でゲットしました。
イタリアを代表する Scuola Sci Cristallo でしょうか。
マウロと第1班メンバーとの記念撮影。
マウロ達は事務局が用意した日本土産を持って機嫌よく帰宅。
運転のため日本酒は軽めにしていたようですが・・・・・
今回の写真送付を頼まれましたのでフォトアルバムで提供することに。
検査入院したS氏も戻り、残り二日ですが最後までよろしくお願いします。
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