サマータイムの7:00に起床、7:30朝食。
今日も晴れて前半のハイライト「セラロンダ」に期待して出かけます。
【3/25、セラロンダ】
セラロンダとはセラという巨大な岩峰の周囲にある4つのスキー場を1周するというものです。
約40kmをゴンドラとリフトは13~15本くらいで15km程、滑走は25km程になります。
8:30にホテル前に集合して専用バスに乗車。
コルチナエリアからファルツァレーゴ峠を越えてセラ山群エリアに向かいます。
出発地点のアルメンタローラエリアが見えてきました。
1時間15分程走行して10:00にS.CASSIANOに到着。
最初のゴンドラでPizSorega-2003mに昇ります。
山頂駅でソリ遊びの若い母子にご挨拶。
ここからいよいよセラロンダがスタートします。
巨大なセラ山群を背景に1班の記念撮影。
今日は2~4班が先行して1班がしんがりを務めます。
セラロンダ周回リングの出発点コルバラに滑り降ります。
朝一のカリカリバーンですが春スキーとアルプス風景満悦のスタートです。
今回はコルバラから左周りで周回し、5~6時間後に戻ってきます。
時おり農耕馬を見かけましたが、牛は小屋の中でしょうか。
セラ山群の周囲も岩山だらけで、山荘ホテルやスキーコースが無数にあります。
セラ山群の裾野を辿りますが、牧草地の中のゲレンデです。
昔風の赤い卵型ゴンドラに乗車。
日当たりの良い斜面では、草原の中に白いコースが整備されています。
昇っては滑り降りるため、スキージプシーのような感覚です。
ここはガリガリの長いアイスバーンで、接触に注意ですね。
また、ゴンドラで山の上に昇り返します。
長いコースですが、標高が下がるとベタ雪・コブ斜面になります。
周囲の山や谷に夏山トレッキングのルートが無数にあります。
ここは荒涼とした岩山で草木や家屋も見当たらず、寂しいコースでした。
迷子必須のため、我々はガイドの後について周回ルートを辿ります。
時々に道路下を通過して次のリフトへ移動。
三つの岩稜が目立ちますが西部劇のような雰囲気ですね。
コルチナから見たマルモラーダ氷河の裏側まで移動してきました。
新しい施設もあり、巨額の資金を投資して連絡路も含めて整備しているようです。
70%地点の山小屋レストランで昼食。
三種類のピザを頼みましたが40分以上待たされ、イライラで味が飛んでしまいました。
14:00に後半のスタートで長いベタ雪コブ斜面を下ります。
ここで76歳のS氏が転倒して身動きしません。
数分後に意識が戻りましたが、念のためタクシーを呼んで病院に向かいました。
ここで40分程停滞し、ガイドがコースを一部カットしたようです。
通過した谷コースはベタ雪で水溜まりがあり、スキーが滑りません。
少し日差しが戻りましたので、ここで元気を出して記念撮影。
ここも向かいの山に昇り返して周回ルートが続きます。
セラロンダ左周りの方が斜面難度が少し高いとのことです。
時おりの急斜面やコブ斜面は安全に滑走しました。
転倒者が出ましたのでガイドも慎重に案内しています。
アルタバディアエリアを通過しました。
もうひとつ山を越えると終着地になります。
やっと最後の長い下りコースになりました。
周回スタート地点のコルバラが見えてきました。
16:30、コルバラに予定通りにゴールして記念撮影。
朝の快晴から薄曇りになりましたが、暖かい春スキーツアーでした。
靴に履き替えて90分程走ってホテルに戻ります。
山好きの方にも是非にお薦めしたい周回コースです。
ゴンドラとリフトを利用すると高齢者も楽にドロミテアルプスを満悦できますね。
峠を越えるとコルチナエリアの岩壁に夕日が当たって輝いています。
18:00にコルチナダンペッッオに戻り、しばし買い物タイム。
19:30より夕食、シュークリームの飾り菓子が出ました。
転倒したS氏は念のため病院で検査中とのことで、
ヘルメットを着用していましたので疲れからショックを受けたようです。
無数に張り巡らされたゴンドラやリフトに目もくれずに周回しましたが、
スーパードロミテは大小のスキー場が集まり、総滑走距離1,180kmにも及ぶスキーエリアで、
全てを楽しむには1ヶ月以上かかりそうです。
圧雪整備されてオフピステ、コブ斜面はそれほど無いので初中級者でも安心して滑れます。
3,000m級のゴツゴツした岩山の景観が美しく、トレッキング人気にも納得した一日でした。
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