北海道山行五日目、6:30に起床して朝食時間まで散歩。
波が荒い日本海の海岸線を散歩しました。
打ち寄せる波をしばし眺めます。
7:00に朝食。新鮮な焼き魚付きで、できるだけ残さないように食べます。
魚好きの方にはお薦めの宿です。
【10/4、島牧YH-千走川新道登山口-狩場山-往路下山-賀老高原-黒松内IC-函館泊り】
お世話になったユースホステルを7:30に出発。狩場山の山並みが見えています。
舗装された狭い林道を走って賀老高原キャンプ場に到着。
ここからも日が当る山稜が見えて、山頂からの大展望が期待されます。
しかし、なぜかワイパーが勝手に動き出すトラブルが発生。
ここから狭い砂利道を走って千走川新道登山口に到着する頃に直りました。
先行車は二台。登山準備をして少し先の登山口に移動。
今日は、高低差820m、5時間の登山になります。
クマ表示はありませんが、熊鈴を付けて8:00に登山口-700mを出発。
緩やかな樹林帯を進み、10分程で一合目を通過。
10分毎に合目表示が出てきます。
8:40に休み台-900mに到着。
木の枝が頻繁に道を塞いでいる登山道です。
高度が上がり、賀老高原が見えてきました。
ジグザグ道を登り詰めて急登になります。
登り切ると五合目で、視界が開けてきます。
緩やかな尾根道になり、前方の山頂方面はガスに包まれています。
笹原を進んで六合目を通過。
単独登山者とすれ違い、山頂は展望無しとのことでガッカリ。
裾野には太陽が当って晴れているのですが・・・
日が当ると紅葉のコントラストが映えてきます。
9:20に真駒内コース出合を通過。真駒内コースの踏み跡は不鮮明なようです。
南狩場のピークに向って斜面を右斜めに登っていきます。
稜線にちょっとした岩場が見えます。
稜線直下の低い潅木帯に入りました。
稜線に出ると導柱があり、右折して九合目を通過。
前方に南狩場のピークが見えました。
少し下ってから岩場を巻いて登ります。
岩場を登って南狩場-1464mに出ました。
低い潅木の尾根を進むとペアの登山者とすれ違い。山頂はまだ先にあるようです。
気持ちの良い草原に出ましたが、完全にガスに包まれています。
池塘の『親沼』を通過。
緩やかな草原の先が山頂でしょうか、九合目から距離があるようです。
今度は本当に小さな『子沼』を通過。
旧道コースとの出合点を通過。
10:10に300名山・狩場山-1520mに到着。
狩場山(かりばやま)は、狩場茂津多道立自然公園に指定されていて北海道せたな町、島牧村にまたがる
第四紀火山である。標高は1,519.9mで一等三角点(点名「狩場岳」)の山。
狩場山地の主峰で、道南の最高峰でもある。
完全に視界はなく、期待した日本海の眺望は外れました。
軽くお腹を満たしてから、10:30に下山開始。
大沼を通過。
晴れていれば快適な稜線歩きのできる山ですね。
南狩場のピークが唯一の難所でしょうか。
稜線の突き当たりから左斜面に降ります。
登山ルートが一望されます。標高1000m以下は晴れています。
11:00に真駒内コース出合を通過。
登山口の駐車スペースが左下に見えます。
このルートは道を塞ぐ木の枝や根っ子が目立ちます。
島牧村の日本海が見えました。
樹林帯の手前で紅葉林を撮影。
後は上下にある障害物を避けながら樹林帯を下山します。
木の枝に頭を何度かぶつけながら降ります。
12:10に登山口に帰着。高低差820m、4時間程の山旅でした。
すぐに着替えて近くにあるドラゴンウォーターに向います。
エンジンをかけると勝手にワイパーが動いて止まりません。
10分程で ドラゴンウォーターに到着。龍神伝説の石碑です。
千走川の支流から湧き出ている天然の炭酸水ドラゴンウォーター、賀老高原駐車場から500mくらい
奥にある駐車帯から案内板に従い河原に下りて進むと、まもなくたどり着きます。
周囲は赤茶色に染まっており、岩の割れ目から湧き水が...
カップにすくうと確かに泡が出てきます。ドラゴンウォーターには鉄分が多く含まれており、
美味しい水ではありませんが、慢性消化器病・便秘・貧血に効果があるそうです。
河原に降りると右手大岩の上に表示板がぶら下っています。
備え付けのコップですくい、口に含むと確かにすっぱい微炭酸水です。
一応、記念にペットボトルに詰めて持ち帰りました。
12:40に函館に向って出発。ワイパーが動くためウォッシャー液で適度に濡らします。
快晴の海岸線から黒松内町を通って道央自動車道に向います。
『風の町、黒松内町』の表示があり風力発電が推進されているようです。
「風」の活用を図るため、全国初の地方自治体として初めて風力発電を設置した他、まちのイメージ
キャラクター「風太」をメインに「風が運ぶ歴史と文化」をテーマとしたまちづくりを打ち出しています。
狩場山の山頂が晴れてきました。二時間程の差で大展望を逃したようです。
道端にキタキツネが現れました。車を止めて撮影すると去っていきました。
黒松内ICから高速に乗り、途中で昼食を摂ります。
快晴の中、ワイパーが動き続ける車を見られて恥かしい限りです。
サービスエリアはアジア系の団体さんで賑わっています。
最初に登った渡島駒ヶ岳が見えます。今日が北海道遠征で最高の天気です。
快晴で暑い中、函館まで4時間の走行で眠気を心配しましたが、
動き続けるワイパーのお陰で眠気無し。最後はウォッシャー液が切れてキィキィとうるさい中、
函館空港にレンタカーを返却して北海道山行を無事に終了しました。
17:00にホテルに戻り、温泉三昧と豪華な夕食を楽しみます。
結局、山頂からの展望を見られたのは余市岳だけで、天候に恵まれない北海道遠征でした。
それでも計画した登山を完遂できて、最高の気分で23:00に就寝。
明日は函館朝市を見学してから、JRで青函トンネルを通って東京に戻ります。
狩場にはいつも冬から五月までスノーモービルであそびに行っております。ゴールデンウィークにはまだまだ雪があり楽しんでいます。雪のない狩場を見て景色の違うのにびっくりしました
いつか残雪期に登って楽しみたいですね。