熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

東北山行・紅葉の烏帽子岳

2014年10月24日 | 登山

森吉山下山後、100km先の秋田県・田沢湖経由で乳頭温泉郷に向います。

【10/16、森吉山登山口-黒湯温泉登山口-烏帽子岳-田代岱-孫六温泉登山口-温泉民宿泊り】

七色に輝く国道105号線の紅葉街道を快適に走行。

11:30に田沢湖畔に出ました。

鳥居のある御座石神社に立ち寄り。

午後の天候と安全登山を祈願します。

 

見事な御座石の大杉です。

観光バスやマイカーで混み合う乳頭温泉郷の最奥に入りました。

12:20に黒湯温泉駐車場に到着。

 

登山準備後、12:30に黒湯温泉駐車場-850mを出発。

北東北四座目の烏帽子岳は、高低差620mの周回登山になります。

黒湯温泉の坂道を下ると、治水工事のために設置された仮設道になりました。

 

湯煙が噴きあがる一本松沢の右岸仮設道を進みます。

高く設置された木橋を渡ると、乳頭山登山道に入りました。

 

昔は熊の山域でしたので、熊鈴を付けて緩やかな道を進みます。

右岸に渡渉すると山頂まで続く直登コースになりました。

 

軽装で下りてきた男性とご挨拶。一本松温泉の入浴帰りとのこと。

天然露天風呂の秘湯です。残念ながらパスして山頂に向います。

三人組とご挨拶。階段道が延々と続き、皆さんは下山コースに利用しているようです。

 

夕方の雨予報が気になり、階段道をひたすら登りました。

13:30に樹林帯を抜けて展望台-1240mに出ました。

 

山頂へ続く山並みが見えてきました。

小腹を満たしながら田沢湖方面を見下ろします。

薄雲に覆われた山域は、小雨になりそうな気配です。

ここから緩やかな斜面になり、木道が整備されていました。

田代岱分岐を通過、山頂まで間もなくです。

火口壁のような稜線に出ると左に山頂が見えました。

14:00に300名山・烏帽子岳(乳頭山)-1478mに到着。

乳頭山(にゅうとうさん)は、秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町にまたがる山である。十和田八幡平国立
公園の中に位置する。遠くから見たゆったりとした印象とは異なり、山頂の東側は断崖絶壁となっている。
山頂は崩壊が進んでいる。秋田駒ヶ岳とともに古くから知られた山で、秘湯で名高い乳頭温泉郷の北東に
乳房のような山容を見せている。山頂からは、岩手山や林野庁の森林生態系保護地域に指定されている
葛根田川源流部などを一望できる。

 

秋田県側から見ると乳房を伏せた形に見えるので「乳頭山」と名付けられている。一方、岩手県側からは
烏帽子のように見えるので、「烏帽子岳」や「烏帽子山」と呼ばれている。国土地理院の地図には「烏帽子
岳(乳頭山)」と表記されているが、登山関連書籍では「乳頭山」または「乳頭山(烏帽子岳)」と表記されて
いるものが多い。眼下に広がる、東隣の笊森山と三角山の鞍部に広がる千沼ヶ原は、尾瀬にも匹敵する
ほどの高層湿原とも言われている。良質なタケノコが採れるため入山者が多く、遭難騒ぎも後を絶たない。

岩手県の「滝の上温泉」へ向うルートです。

眼下に広がる千沼ヶ原の全貌はガスで確認できません。

北西に広がる田代岱湿原と避難小屋が見えます。

田代岱湿原上空を自衛隊のヘリコプターが飛び回っています。

展望が得られないまま、14:10に下山開始。分岐を右折して田代岱コースを下ります。

 

捜索・救難飛行かと思いましたが、自衛隊機は不思議なホバリングを続けています。

避難小屋の広場に低空停止しています。

 

14:35に田代岱湿原の避難小屋-1270mに到着。

無人の避難小屋内部をチェック後、爆音が響き渡る広場を覗くと急上昇しました。

  

山頂方面に逃げられました。どうやら無人の山域でホバリング等の訓練中のようです。

避難小屋前の大きな池から山頂を展望。湿原の花々は終わっています。

田代岱湿原の木道を進みながら、御嶽山噴火の影響で救難訓練中だろうと推測しました。

ヘリコプターは登山者を見て避難小屋を離れたようで、周辺を大きく旋回しています。

 

やがて15時になると飛び去り、静かな山歩きに戻りました。

小雨のような水滴を感じましたが、田代岱湿原から樹林帯に入りました。

落ち葉が厚く積もった下山道は、罠だらけで気が抜けません。やはり逆周回がお薦めです。

 

麓に近づくと青空と日の光が見られて一安心。

孫六温泉手前の小ピークにベンチがあり、一息入れます。

 

沢の水音を聞きながら最後の急斜面を下ります。

 

15:45に孫六温泉登山口-820mを通過。

  

ここから車道を進んで、秘湯の雰囲気が漂う孫六温泉を通過。

一本松沢の橋を渡りなが孫六温泉を振り返ります。

いつか泊ってみたい孫六温泉と黒湯温泉ですね。

  

対岸の黒湯温泉を通過して駐車場に戻ります。

15:50に黒湯温泉駐車場に帰着。高低差620m、3時間20分の周回登山でした。

 

靴を履き替えて出発すると突然の土砂降りになりました。濡れずに済んで御座石神社に感謝です。

ワイパーを最速で動かしながら、4km先の温泉民宿兼ジンギスカン店に16:20に到着。

硫黄温泉でユッタリと疲れを癒し、ボリュームタップリの夕食を頂きました。

焼肉鍋だけでも食べきれない程で、食べ残してしまいました。

 

温泉入浴後、激しい雨音を聞きながら22時に就寝。

明日の真昼岳は強風・大雨・雷警報の予報ですが、登山口で判断する予定です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東北山行・紅葉の森吉山 | トップ | 東北山行・強風雨の真昼岳 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

登山」カテゴリの最新記事