6時に起床して温泉入浴。荷物をまとめて7時から朝食。
夕食に続いて、オカズタップリの食事を美味しく頂き、満足です。
今日は登らないでしょうと問われ、「登山口で判断します」と答えて
お世話になった温泉民宿を8時に出発。
【10/18、乳頭温泉民宿-峰越登山口-音動岳-真昼岳-往路下山-大曲駅前シティホテル泊り】
田沢湖から角館街道を走っていくと、雨上がりの気配が見られます。
50km先の真木真昼・県立自然公園の林道に入ると案内板がありました。
予定した赤倉口の他に、峠から登る峰越口の表示があります。
森吉山ヒュッテのご主人が「峠から登ると山頂はすぐだよ」の一言を頼りに峠越えに変更。
岩手県・沢内村に抜ける真昼岳林道(峰越連絡林道)を進むと補修工事中。
20分程待って通過、帰りは午後2時過ぎなら工事終了とのこと。
長い砂利林道を登り詰め、10:20に無人の峰越口駐車場-895mに到着。
峠周辺は雨混じりの強風が吹きぬけています。
午後には天候回復の予報を信じ、完全防備に熊鈴を付けて10:40に出発。
五座目の真昼岳は、高低差700mから高低差160mのピストン登山に変更。
強い風雨と濃霧で視界はまったくありません。
様子が判らない中、小さなアップダウンの尾根道を進みます。
11:20に音動岳-1006mに到着。笹原の稜線で風雨にさらされます。
音動岳を50m程下ると樹林帯の登り返しになりました。
11:35に赤倉口分岐を通過。赤倉口から登ると高低差600mの地点です。
真昼岳へ最後の登りで、高低差100mになりました。
小ピークを越えると、あっという間にガスが消えて山頂が見えてきました。
予報通りの天候回復を喜びながら、11:45に強風が吹き抜ける真昼岳-1060mに到着。
ザックを置くとザックカバーが飛ばされ、頭上で一回転して足元に落ちてきました。ラッキー!!
真昼岳(まひるだけ)は、秋田県仙北郡美郷町と岩手県和賀郡西和賀町との県境にある山である。
真昼山とも。真昼山地の主峰で、標高は1059mである。秋田県側の周囲は真木真昼県立自然公園に指定。
なお、県境をまたぐ真昼岳林道(峰越連絡林道)が付近を通るが、未舗装かつ大変狭い。古くから信仰の対象
として真昼山大権現社(三輪神社)が設けられ、中世には周辺の小野寺氏や本堂氏の氏神ともなっていた。
山名は伝説の坂上田村麻呂が東征の折、昼頃に山頂についたからとされている。
登山口は秋田側に赤倉口と善知鳥口、岩手側に沢内口がある。また、峰越(みねこし)林道の秋田、
岩手県境からの登山が最も容易に登ることができる。 峰越林道からは、北ノ又岳(きたのまただけ)と
音動岳(おんどうだけ)を通り、約1時間半程度で山頂に到着する。登山道や山頂からは、北に雄大な
和賀山塊を見ることができる。美しい景色を見ることができるのがこの山の特徴である。
山頂部分は笹が多く、紅葉は期待できない。山腹の紅葉や新緑との対比は美しい。
扉を開き、真昼山三輪神社に天候回復とザックカバー回収を感謝。
南に見える真昼岳南峰に向います。
山腹の紅葉が見えてきました。
12:00に真昼岳南峰に到着。標識類は無く、その先の女神山方面を撮影して戻ります。
南峰から見た真昼岳山頂方面。
真昼岳に戻っていくと太陽が差してきました。
強風を避けて神社の裏で昼食を摂り、12:30に下山開始。
歩いてきた峰越口登山道の音動岳-北ノ又岳が確認できます。
10分程で赤倉口分岐を通過。
足元と草木は水分タップリで、雨具・スパッツを着けたまま戻ります。
往路では見れなかった、音動岳からの真昼岳山容を撮影。
音動岳を通過し、峰越口登山道の緩やかな稜線を撮影。
次のピーク、北ノ又岳が見えてきました。
小さなアップダウンを越えて北ノ又岳へ進みます。
往路では迂回した北ノ又岳の山頂に立ち寄ります。
13:25に北ノ又岳-996mの山頂に到着。
北ノ又岳から音動岳への稜線と、奥に連なる真昼岳-南峰を撮影。
真昼岳林道の峰越口と、明日登る200名山・和賀岳山塊方面。
山頂から崖のようなザレ場を慎重に下ります。唯一の難所ですね。
最後の小ピークから峰越口駐車場が見えてきました。
13:40に峰越口に帰着。高低差160m、3時間の強風雨に耐えた山旅でした。
雨具を片付け、20km先の今日の宿、大曲駅前に向います。
周囲の紅葉を見ながら真昼岳林道を下ります。結局、対向車はゼロでした。
無事に林道補修工事の車両とすれ違い、平野に出ました。
平野はすでに快晴、真昼岳を振り返ります。
大仙市に近づくと史跡「払田柵跡」が見え、無料なので立寄りました。
復元された外柵南門。
広範囲な史跡で、奈良の平城宮跡を思い出します。
太陽を浴びながらゆっくりと散歩してリフレッシュ。
払田柵跡(ほったのさくあと)は、かつての出羽国のうち横手盆地の北部、現在の秋田県大仙市払田と
仙北郡美郷町本堂城廻にまたがって位置する、平安時代の城柵遺跡で、国の史跡に指定されている。
文献資料にその名がないため、「幻の柵」とも呼ばれる。軍事施設と行政施設の役割を果たしていた
と考えられる。日本における木簡研究の嚆矢となった遺跡としても知られる。
復元模型の全景。田畑に囲まれ、どこまで復元されるのかと思います。
15:30に大曲駅近くのビジネスホテルに到着。
シャワーを浴びて着替え、大曲駅見学に向います。
市町村合併により、大仙市なのに大曲駅とは紛らわしいですね。
秋田新幹線の車両です。
大曲・全国花火競技大会には、岩手勤務中に二回見学にきました。
駅舎や土産店には花火の展示物が多くあります。
明日の快晴が期待されるような夕空です。
ホテルに戻り、雨具・登山靴をドライヤーで乾かしながら入浴とコンビニ夕食。
21時に就寝して最終日の早立ちに備えます。
明日の200名山・和賀岳は、今日同様の強風・大雨・雷注意報でどうなりますか。
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