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今日はどこへ行こうかな 

真夏のインド世界遺産ツアー

2013年09月11日 | 旅行

インドの世界遺産観光ツアーに出掛けました。

酷暑の東京からインドに着くと東京よりは過ごし易いように感じました。
しかし、道路網が未整備でバス移動に時間を取られ、高速・一般道路には牛が平気で寝そべっています。
工事中の高速道路が放置されたように点在して、渋滞の原因にもなっています。
政治家が整備予算をくすねて海外口座に送金するため、中々整備が進まないと言っていました。
インドを効率的に観光するには道路網整備を待ったほうが良いようです。

【8/21、成田空港-デリー空港-市内ホテルに宿泊】

18:50に成田空港発、現地時間の翌日0:10にデリー空港到着。

 

0:30には参加者31名が集合しましたが、足が悪い男性が一人現れません。
何人かで探すと本人が見つかりましたが、スーツケースが無いと言っています。
ターンテーブルの荷物を見逃したまま、無人になるまで受取場に座っていたようです。

引き取り手の無かったスーツケースはすぐに見つかり、1:30にバスに乗車。
海外旅行が初めての叔父さんで、以後は皆さんでサポートしました。
ホテル到着は深夜2時過ぎで、入浴後 6:00のモーニングコールまで3
時間の睡眠となりました。

【8/21深夜、デリー市内のリゾートホテルに宿泊】

朝食後に一回りするとリゾート設備が充実したホテルで、僅か6時間の滞在でした。

7:45にデリーからアグラまで203 kmのバス旅に出発。約5時間の予定が8時間となりました。

【8/22、デリー市-アグラ市-世界遺産・アグラ城】

インドでは赤砂岩が採れるため、赤色の史跡が多いようです。

赤い城と呼ばれるムガル帝国の権力と繁栄のシンボル。
ムガール帝国でただ一人「大帝」と呼ばれた第三代皇帝、アクバル帝によって1565年壮大なアグラ城の
建設が始められました。息子に皇帝の座を追われ城の塔内に幽閉されたシャー・ジャハーンが、7年間、
最愛の妻ムムターズ・マハルの霊廟タージ・マハルを日夜眺め続け、この世を去った所としても有名です。

アグラ城から見たムガール帝国王妃の白亜の霊廟、タージ・マハルは格別です。

【8/22、世界遺産・タージ・マハル】

第5代皇帝シャー・ジャーハンが22年の歳月を費やし造った妃ムムターズ・マハルの「お墓」。
1983年に世界遺産に登録され、現地の人・観光客が多く訪れています。
大理石に宝石、貴石を散りばめて建造美しい建物で、イスラム建築の至宝とも言われ、インドで最も
人気のある世界遺産です。造営したのは、ムガール帝国最盛期の第五代皇帝シャー・ジャハーン。
最愛の妃、ムムターズのため、帝国の財力を注ぎ込み各国から宝石、貴石を取り寄せて築きました。 

夕方5時過ぎながら、現地の人・観光客が多く訪れています。
世界一美しい建造物といわれるタージ・マハルが今回の観光目的でしたが、
高速道バリケード閉鎖(農地を売った後に地価が高騰し、農民が補償要求)のため、
デリーからデコボコ農道等を8時間走って、やっと辿りつきました。
普通は通らない農村道を走り、インドの生の農村生活に触れられましたが・・・。

ナマステとご挨拶してパチリ。日本人は好かれているようです。

夕刻の涼しくなった中で、期待通りの美しいタージ・マハルを堪能しました。

【8/22、アグラ市内のリゾートホテルに宿泊】

食事と睡眠だけではもったいない設備のホテルです。

偶然にも今夜は満月です。そこで夕食後に満月のタージ・マハル見学を予定していましたが、
農民バリケードによる高速道閉鎖の遅れで中止となりました。残念です。

【8/23、アグラ市-世界遺産・ファテープル・シクリ】

赤砂岩の壮大なお城で、たった14年で役目を終えた幻の都市。
アグラから少しはずれたところにある広大なファテープル・シクリは、ムガール帝国第三代皇帝アクバルが
16世紀の中頃築いた都城。アグラに飽きた皇帝アクバルは、ファテ-プル・シクリに遷都しましたが、
水不足のため数年で立ち去らざるをえませんでした。要塞、大門、宮廷等が、完全な状態で残っています。

まだまだ復元途中という広大なお城でした。

【8/23、アグラ市-ジャイプール市-風の宮殿】

ハワー・マハル(風の宮殿)は、ラージャスターン州の州都ジャイプール、ピンク・シティと呼ばれる街区の
一角にある宮殿史蹟。隣接する世界遺産・天文台史蹟「ジャンタル・マンタル」とともに、観光地となっている。

953個の小窓から宮廷の女性たちが自らの姿を外から見られることなく、街の様子を見たり、
祭を見て楽しむことができるようになっている。また、この小窓を通して風が循環することにより、
暑いときでも涼しい状態に保たれるような構造となっており、これがこの宮殿の名前の由来ともなっている。

 【8/23、ジャイプール市・シテイパレス】

黄色い建物にマハラジャが住んでいます。今日は不在の旗印とのこと。

入口にいたコブラ使いの叔父さん。
チップを払って一緒に撮影できます。

突然のスコールと落雷音の中で孔雀の門を撮影。
あっという間に池のようになりました。

【8/23、世界遺産・ジャンタル・マンタル天文台】

モダンアートの庭園と間違える程美しい天文台。280年たった今でも観測は続けられています。
ジャイ・シンは優れた占星学者でもあり、膨大な量の煉瓦やモルタルを使って、目を見張るほど精密な
ジャンタル・マンタル(天文台)を建てました。
目的の異なる観測のために造られた装置、例えば星の位置や高度、方位、時間、そして日食や月食を
観測するものなどがあります。いずれも約300年経った今でも、ほぼ正確に観測することができています。

射手座の日時計を撮影。星占いに使われるようです。
階段を登って撮影すると警備員から警告の笛が鳴り響きました。

30分のスコールで膝下まで冠水しながらバスに戻りました。
市内道路は川となり、サンダルを持ってくるべきでした。

像さんは平気で歩いています。

【8/23、世界遺産・アンベール城】

 2013年に世界遺産に登録されたばかりの小高い丘の上に築かれた城壁。

マハラジャの優雅な生活と沢山のお妾さんの居住跡を見学。
周囲の峰々には万里の長城のような城壁が築かれています。

カメラを持っていると撮って撮ってと子供達がアピールしてくれます。
ナマステと挨拶して撮影。目がクリクリとして可愛いですね。

【8/23、ジャイプール宮殿ホテルに宿泊】

元宮殿だったという広々とした豪華ホテルに宿泊しました。

素晴らしいホテルで、民族音楽の生演奏もあり、施設・食事・スイーツも最高でした。

 

テニスや水泳、散歩などを楽しみながらゆったりと滞在したいですね。

【8/24、ジャイプール市-デリー市-世界遺産・クトゥブ・ミナール】

広大な平原を4時間/200 kmのバス移動でデリーに戻ります。

インドで一番高い石のミナレット。中世北インドに侵入したイスラム教勢力が建立したモスクと尖塔などの遺跡。
クトゥブ・ミナールと呼ばれる尖塔は、高さ72.5メートル。本来は礼拝の呼びかけをするものですが、
戦勝記念の勢力誇示の意味もあって建造されました。外壁には聖典コーランの文字が刻まれています。

イスラム教徒が他宗派のお寺から掻き集めた石材で建築したそうです。

場内の給水場ではゴクゴクと美味しそうに水道水を飲んでいます。
私達はホテルとバスから貰ったペットボトルを持参して飲みました。

【8/24、フマユーン廟】

ムガール帝国第2代皇帝のフマユーン帝のお墓。見事のシンメトリーのシルエットです。
ムガール帝国が最初に建造したペルシャ系イスラム様式の壮麗な墓廟 。
二代皇帝フマユーンの死後、妃が建立したのがこの廟です。
白大理石と赤砂岩で造られた壮麗な廟は、タージ・マハルの粗型になったと言われています。

タージ・マハルに比較するとガラガラで、人気が無いそうです。

 【8/24、マハトマ・ガンディーの墓】

ガイドさんの計らいでインド独立の父・ガンディーの墓に御参りしました。

 夕景の中、沢山の人達が素足になって墓参りしていました。

 墓碑に刻まれた「7つの社会的罪」
・理念なき政治 ・労働なき富 ・良心なき快楽 ・人格なき学識 ・道徳なき商業 
・人間性なき科学 ・献身なき信仰  → 全てを実践する政治家・官僚・指導者で溢れていますね。
 

 市内交差点では裸足の子供達が物売りや物乞いで車列に群がってきます。
目がキラキラとした可愛い子供達です。
車に轢かれると朝方にゴミ収集車が回収して捨てるとか言っています。
轢かれた牛も何頭か見ましたが、事故の収拾は曖昧なようです。

事故無く走ってくれたツアーバスの運転手に感謝し、全員でチップを渡してインドを離れました。
ガイドさんもフレンドリーで、最後に奥さんとお子さんが来てお菓子をプレゼントしてくれました。

【8/25、デリー空港-成田空港へ帰国】

1:30にデリー空港を離陸。8時間20分後の日本時間13:20に成田空港到着。

  

しかし、何故か翌日から一週間も激しい下痢に襲われました。
生水、生野菜、皮むきした果物、歯磨き水等に注意した筈ですが、原因不明です。
白馬乗鞍岳-雪倉岳-朝日岳縦走をキャンセルし、200名山・鋸岳までに回復を図りました。


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