4:30に起床、外は小雨モードの中で5:30に朝食。
カメムシの話になり、睡眠中も毛布の中に何匹か出現したようです。
6:00に雨具を着用して岐阜と福井の県境にある300名山の冠山に向けて出発。
道幅が変化する細い林道を登り、途中で数個の大きな落石を三人掛かりで取り除いて通過。
対向車が来ないことを祈りながら林道の崖下を見ていると、
私達の山登りはマイクロバスのベテラン運転手にも支えられていることを実感します。
7:15に雨とガスに包まれた冠山峠(1047m)に到着。
無人の駐車場の奥にある古いトイレに立ち寄ります。
峠の広場に大きな冠山峠の石碑がありました。
日本最後の巨大ダムといわれた総工費で日本一:3,500億円の徳山ダム建設と
町村合併の碑も兼ねているようです。
ここから冠山の特徴ある鋭鋒が見えるようですが、何も確認できません。 【11/6、冠山峠-田代尾根の頭-冠山-田代尾根の頭-冠山峠】 8:50に石碑横にある冠山峠登山口を出発。
今日は標高差 210m、3時間弱の歩きやすい山道を行く山行です。
緩やかな尾根歩きからスタート。
一瞬、前方に山影が見えましたが、冠山の山頂でしょうか。
頂上直下までは小さな登り降りが続きます。
尾根道の木々は枯れたり落葉しているため、もっぱら足元の濡れた紅葉を見て歩きました。
紅葉した枯葉が降り積もった絨毯のような道です。
道なりに迷い無く進んで8:30に冠平に到着。
ここから左に下ると笹原に出て冠平の広場になるようです。
右の細い道を登って山頂に向かうと、ロープのある難所が二箇所ありました。
ここが「奥美濃のジャンダルム」と呼ばれる山頂直下の急峻な岩場になります。
三点支持で慎重に登れば問題ありませんが、落石に注意です。
岩場を過ぎてすぐに開けた冠山(1257m)山頂に8:40に到着。
晴れていれば昨日の能郷白山を含めた全方位の展望が楽しめるようですが、視界無し。
写真撮影後、8:50に下山開始。岩場の下りは慎重に降りました。
冠平からは緩やかな登り下りを経て冠山峠に戻ります。
霧の原生林歩きもいいものですが、最後まで冠の頂を見ることができませんでした。
出発時よりも雨が激しくなってきて、止みそうな気配はありません。
道端にモリアオガエルが出現しました。
10:10に冠山峠登山口に帰着。
雨具とザックカバーを手早く脱いでマイクロバスに乗車。
そこから林道を下って、麓の渓流温泉・冠荘に立寄り500円で入浴。
日曜日で混み合っており、お爺さんに山頂の太子様を奉った小さな祠を見たかと聞かれました。
それらしい物は無かったと言うと、山頂まで登らなかったのだろうと譲りません。
ガイドさんも見た事が無いとのことで、かなり昔は祠があったのかも知れませんね。
館内にあるそば処「かずら」でおろしそばセットで昼食。
ここには、キャンプ場、かずら橋、川下り、そば道場や能面美術館等の施設があります。
周囲の紅葉は見頃のようです。
12:20に出発、新宿に向けて北陸道-名神高速道-中央道の長い帰路をひたすら走りました。
雨天の週末のためか、それ程の渋滞に遭わずに19:30に石川SAで途中下車。
八高線経由で昭島に20:12に帰宅できました。
途中の養老SAで二年振りに購入した赤福を美味しく戴きましたが、
天候に恵まれなかった能郷白山、冠山ともに印象の薄い山となりました。
これも遠路ツアー登山の宿命ですね。
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