北海道四座目は花の百名山・沼ノ平湿原です。
6:00に起床して朝食。6:40に宿を出発。
雨が止んだ旭川から60kmを走行し、8:00に大雪山の愛山渓温泉に到着。
【8/20、旭川駅宿-愛山渓温泉-沢コース-沼ノ平-尾根コース-愛山渓温泉-旭川駅宿】
山域は大雨でした。昼には止むとの予報から温泉宿の玄関先を借りて雨具を装着。
大雪山登山を終えて東京に帰るという男性から、旭川空港で没収されるガスボンベを頂きました。
8:30に登山口-1010mを出発。高低差500mの一部周回登山になります。
今日は熊鈴一個を付けて歩きます。
雨水の水溜りが連続する緩やかな登山道を進みます。
所々に痛んだ木道があります。その合間はジャブジャブでした。
イズミノ沢の最初の渡渉は鉄の簡易橋です。
大雪山の北端に当るイズミノ沢です。深い森林帯を進みます。
沢沿いに進んで、 8:55に三十三曲コース分岐1120mを直進します。
沢コースに入りました。小さな渡渉点が数箇所あります。
昨日からの雨で水量が増しているようです。
前方に昇天の滝が見えてきました。その右側にある分岐沢を進みます。
右手の沢に入って進むと村雨ノ滝が見えてきました。
滝の右側に迂回路があります。
唯一の難所でしょうか。濡れた岩壁を登ります。
滝の上から登ってきた分岐沢が見下ろせます。
村雨ノ滝を越えると渡渉点がありました。全て飛び石でクリアできました。
小さな分岐沢になりました。
10:05に滝の上分岐-1380mに到着。左折すると比布岳への縦走路になります。
直進して最後の渡渉点を通過。
やっと沼ノ平湿原に近づきました。が、靴が水没する程の水溜りが笹葉に隠れています。
10:25に沼ノ平分岐-1420mに到着。左折して湿原帯に入ります。
この先にも痛んだ木道と水溜りが連続します。
10:30に松仙園分岐を通過。現在、廃道扱いになっています。
小川に出ました。飛び石もできない深さで、靴を脱ぎ裸足で通過。
靴を履き直して進みましたが、水溜りの連続で靴下が濡れてきました。
湿原帯の木道に出ました。雨とガスで視界はありません。
沼ノ平湿原
当麻岳(2,076m)北西斜面の溶岩台地に発達した高層湿原で湿原内には池や沼が多く、南西部に大沼と
小沼、北部に西沼、北西部に一ノ沼、二ノ沼、三ノ沼があり、これらの沼の周辺にも小さな湿原が点在して
います。池塘を除く湿原の中心部は一般に低平な地形で水位が高く、種々のミズゴケ群落が分布しています。
また、湿原内で隆起している箇所には、アカエゾマツやハイマツが小群落を形成し生育しています。
分岐を右折して半月湖に出ました。視界不良で景観はありません。
高台に登って半月湖を見下ろしながら次の湿原帯に進みます。
第二の湿原帯、五ノ沼-六ノ沼に入りました。
木道の左右に無数の池塘と沼が見られます。
雨に濡れた草もみじの湿原帯です。
姿見ノ池は大雪山旭岳ロープウェイの山頂駅近くにあります。
五ノ沼から六ノ沼を通過。
この先から山道になり、湿原を見渡せる展望箇所まで登ります。
ここでも笹葉が詰まってできた水溜りを踏んでしまい、靴が濡れます。
残念ながら周辺はガスに包まれてしまい、湿原展望を諦めました。
11:40に登山口に向って下山開始。昼前になりましたが一向に雨は止みません。
花の季節を外れた雨天では花の百名山を味わえませんでした。
それでも雨に濡れたお花畑と草もみじは風情があります。
天気に恵まれれば雨竜沼湿原同様に楽しめたのですが次に期待です。
最後の木道になり、沼ノ平湿原に別れを告げます。
小さな沢と化した登山道になり、まるで渡渉の連続です。
登山靴が濡れ続けて靴下がいよいよ湿ってきました。
靴を脱いだ小川です。2時間経って飛び石できる深さに水量が減っています。
帰路は対岸に飛び移って渡れました。12:15に分岐点を左折して尾根コースを下ります。
緩やかな尾根コースも沢と化して、流れる水溜りを避けながら進みます。
階段に出来た雨水の小さなダムが連続し、靴下がグチュグチュに濡れてきました。
やっと雨水が流れる登山道から外れてほっとします。
ここで単独男性とすれ違い。登山路点検の巡回とのことでご苦労様です。
13:20に三十三曲コース分岐を通過。
鉄の簡易橋を通過。これでイズミノ沢とお別れです。
平坦な登山道になりましたが、ここにも深い水溜りが隠れています。
登山届ボックスの記録帳に下山時間を記録します。
13:45に登山口に帰着。高低差500m、5時間15分で二日連続の雨中山行となりました。
大雪山系登山は三回目になりますが、いつも雨と雷です。次の四回目に期待です。
愛山渓温泉の軒先を借りて着替えます。靴下を絞ると水が滴りました。
今日は、登山路巡回員以外の登山者はいなかったようです。
ここに無料の足湯がある筈ですが、14時に出発して宿の入浴に向います。
15:30に宿に戻って入浴。登山靴を必死に乾かして明日に備えます。
夕食と入浴-サウナ-冷水浴で体を癒します。24時間サウナの宿を選んで正解でした。
明日は林道崩落でしばらく入山できなかった200名山・手塩岳に登ります。
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