雪倉岳山頂で昼食後、10:45に雲が湧き出した朝日岳に向って出発。
緩やかなドーム状の雪倉岳山頂を振り返ります。
右下に見える雪倉の池は、ハート形に見えるポイントがあります。
故郷の早池峰ウスユキソウは盗掘で荒らされましたが、
ここにはミネウスユキソウの大群落が見られました。
朝日岳への鞍部に下ります。左肩コルに目的の朝日小屋が見えます。
朝日岳手前に立ち塞がる赤男山。左斜面を迂回します。
12:45に鞍部の沢に到着。キャンプ禁止とあります。
水場のようですが、水はチョロチョロで飲めません。
鞍部から雪倉岳手前の岩稜を振り返ります。逆ルートなら嫌になる登りです。
ここから赤男山のトラバース道を進みます。荒れた道で疲れます。
赤男山の語源は何でしょうか。変った名前ですね。
トラバース道の終点に水場があり、冷たい沢水を美味しく飲みました。
ここから傾いた木道歩きになりました。
13:40に小桜ケ原-2030mの木道を通過。変化のある縦走路に驚きです。
思わぬ湿原を楽しみながら木道を進みます。
ここにもお花畑が続いています。
小さな池塘とミズバショウが見られます。
育ちすぎたような群生で少し残念です。
14:00に朝日小屋水平道分岐-2030mに到着。
朝日小屋への水平道は危険防止のため通行禁止が続いています。
朝日小屋到着が15時を過ぎるため、先発隊四名と本隊に分れて進むことになりました。
高低差380mの朝日岳直登ルートは樹林帯の急坂になります。
150mを登り切ると雪倉岳のピークが見えてきました。
ここからは中斜面の登り坂になりました。
半端無い直登と聞かされましたが、神威岳に比べると優しいルートです。
木道と雪渓の緩やかな草原に出ました。
ここにもお花畑と池塘が広がります。
蓮華温泉ルートから登ってくる四人組が見えました。
明日の宿泊先、蓮華温泉が向かいの山腹に見えます。
朝日岳も湿原とお花畑のあるドーム状の山頂でした。
蓮華温泉分岐を過ぎて、山頂間近の木道を進みます。
15:40に300名山・朝日岳に到着。360度の展望に湧いたガスが広がります。
朝日岳(あさひだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)後立山連峰にある標高2,418mの山。富山県と新潟県に
またがる。中部山岳国立公園内の北アルプスの最北部に位置し、富山県側の旧下新川からは東側に見える。
日本国内では朝日岳より北にこれより高い山はない。積雪量が多く、山頂付近には夏でも雪渓が残る。
山頂は平坦で豊富な高山植物が見られる。日本海沿岸の親不知から朝日岳には、栂海新道(つがみしんどう)
と呼ばれる、海抜0mと山頂とを結ぶ長大な登山道がある。日本三百名山及び新日本百名山にもなっている。
蓮華温泉側の景観。どうやら夕立の心配はなさそうです。
南側の景観。白馬岳-旭岳の稜線が確認できます。
西側には光る富山湾が見えています。
蓮華温泉から登ってきた四人組とご挨拶。バテバテで8時間かけて到着したとのこと。
10分休憩後、15:50に朝日小屋に向って下山開始。
木道階段が続き、雪渓歩きも残っています。
やがてジグザグの登山道になり、朝日小屋がガスの合間に見え隠れします。
整備された木道の合間には残雪と泥道が続きます。
水谷のコル-2150mを通過。雨粒がポツリと落ちてきました。
やはり水平道分岐には通行禁止の表示が小さくあります。
木道を登り返していくとバラバラと激しい雨になりました。駆け足で朝日小屋-2150mに逃げ込みます。
16:40に朝日平に到着。受付を済ませて部屋に入ります。
昨日同様に夕立の豪雨となり、寸前に到着して幸運でした。
サブガイドは雨具を着用して本隊の迎えに出発しました。ご苦労様です。
50分遅れで到着した本隊はズブ濡れです。雨具干し等を手伝って落ち着きました。
高低差900m、11時間20分、26,000歩のフラワーウォッチングでした。
18時から評判の夕食を果実酒付きで頂きます。
今夜も六人部屋に三人です。雨音が響くなか19時半に就寝、贅沢な小屋泊りで熟睡できました。
夜半のトイレで小屋の外を確認すると、雨が止んで富山湾の夜景が見えました。
明日も4時に起床して朝食に並び、5時に朝日岳経由で憧れの蓮華温泉に下ります。
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