5時に起床して朝日を鑑賞。太陽は残念ながら雲の中です。
麓には雲海が流れて涼しい朝になりました。
ゴルカの町は、カトマンズの西140km、標高1,219mの丘にあります。18世紀にネパールを統一した
プリティビ・ナラヤン・シャハ王の本拠地であったこの町は今日のネパールを統治しているシャハ王朝
発祥の地として有名です。当時小国が分立していたネパールをひとつにまとめた彼の功績は現在のネパ
ールの基礎となる大きなものでした。プリティビ王の死後もゴルカ族は勢力を保ち続け、19世紀には
英軍と2度に渡って戦火を交えましたが、ゴルカ兵の強さに英軍は勝つことができず、後にその優秀さ
から傭兵として採用するようになりました。グルカというネパール人傭兵の語源はこのゴルカです。
8時から朝食。マサラ茶を美味しく頂きます。
今日もヒマラヤ遠望は見られませんでした。
【8/24、ホテル-ゴルカ王宮-ゴルカ博物館-バザール散策-ハイキング-ゴルカ泊】
9時に小型車でゴルカ王宮に向かいます。
荒れた舗装道を走行してゴルカ市内を通過。
狭い坂道が続き、20分程で山頂のゴルカ王宮下に到着。
急な石段を登ります。今日はネパール女性の日で着飾った女性参拝者で混み合うそうです。
高台からマナスル方面。薄っすらとした山影でした。
ゴルカ郡はネパール中部の第四州の郡。郡都はプリトビナラヤン。ネパール地震 (2015年)の震央で特に
甚大な被害があり、ネパール政府から優先地域に指定された。王宮は町の最も高いところに建っており
北部にマナスル-8163m、ヒマルチュリ-7893m等の高峰を見ることが出来ます。小さな宮殿ですが、
ネワール彫刻の素晴らしい建物で、王宮の中にはヒンドゥー教徒のみが入ることを許されます。また、
ヒンドゥー教の女神カーリーを祀る寺院がありますが、この内部には王族以外は入ることができません。
王宮の10m程南に下ったところにゴラクナート石窟寺院があります。ゴルカの語源ともなった、聖者
ゴラクナートがかつて住んでいた洞窟で、小さな石窟寺院ですが、ヒンドゥー教徒にとっては重要な
寺院です。また、町のバザールは周辺の山村から物を売りに来ている人が多いので楽しめます。
見事な修復された石垣。
撮影料金200円を払って入場。
王宮の建物は総て修復中でした。
我々は入室できないため入口で参拝して記念撮影。
小さな王宮を一巡りします。
真夏の炎天下になり、風はありません。
徐々に女性参拝者が増えて来ました。
1時間程の王宮見学でした。街中から登ってくるため、参拝ピークは午後のようです。
車に戻り、街中のゴルカ博物館に移動。
ここも撮影料200円を支払い。
四角い建屋内を見学していると停電発生。
最後まで手持ち照明と蒸し暑い見学となりました。
像のある広場に降りて涼みます。
次は街中を下ってバザール観光。
周辺からはイベントの音楽が鳴り響いてきます。
女性の合唱に遭遇。踊りの輪に加わって日本・ネパール友好祭になりました。
バザール広場でフリータイム。
次々と着飾った女性たちが王宮に向かっています。
12:30にホテルに戻って昼食。
涼しい夕方を待って、周辺をハイキングします。
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