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四川省・九寨溝ハイキング

2011年06月23日 | 旅行

5日目、雨の降る重慶空港からいよいよ九寨溝へ飛びます。

運行は予定通りで順調に九寨溝黄龍空港へ到着。

 

標高3,500mの空港のためツアー客に高山病の兆候が現れました。

小雨が降っていましたが、チベット族の集落をいくつか通り過ぎて
標高2,000mの九寨溝風景区に向かう間に晴れてきました。

・雪の残る山塊とチベット村

 

九寨溝風景区の入場ゲートに着いてその施設にビックリです。
完璧に舗装道路、遊歩道、トイレ、バス停などが整備されていて、
一日30,000人の入場制限がありますが、それだけの施設があるのです。
この日は15,000人とのことでした。

入場券は美しい絵葉書になっています

◆九寨溝の名前の由来と景観

九寨溝は,四川省西北部の「アハ・チベット族・羌族自治州」にあり,
岷山山脈に連なる標高2,000~4,300mにある渓谷です。

九寨溝の「溝」とは谷あるいは峡谷の意味で、九寨溝には英語のY字形になっている三つの谷があり、
その谷に昔から九つのチベット族の村が点在してることから、九寨溝と名づけられました。
今でも、溝内に九つのチベット族村があり、観光できるのは3箇所だけ(荷葉寨、樹正寨と査窪溝)です。

何千万年前の氷河侵食で出来た九寨溝は広さ720㎡,その中には118個の湖と
大規模な瀑布が4箇所、早瀬、浅瀬などは数え切れないほどあります。
汚染がなく、透き通った水が太陽光線に合わせ、夢幻な色を呈しています。
九寨溝の風景は季節により変化するので、何回訪ねても飽きることがないでしょう。

紅葉時期の投影、雪山、紺碧な湖水と紅葉いっぱいの山が中国立体の山水画の世界を形成しています。
森にはパンダや金糸猴(孫悟空のモデル)が棲み、「童話の世界」とも「神話の世界」とも
言われる景勝地となっています。
140種類の鳥類やジャイアントパンダなど、絶滅の危機に瀕している動物たちが生息しています。

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入場ゲートから頻繁に往復する混乗のエコバスに乗ってY字形の交点にある食堂に移動。
午前中は雨だったようで雨具を着た人が多く見られました。

・車窓よりエメラルド色の湖水

風景区内唯一の広大な食堂ですが、午後2時の遅い時間で席は空いていました。

周辺にはチベット族の土産店が沢山集まっています。

色彩豊かなショールが20元(260円)で女性の皆さんが買って羽織っていました。

いよいよ九寨溝ハイキングの開始です。

今日は,九寨溝最大の「諾日朗瀑布」,標高は2,400mからスタート。
階段と木道の遊歩道を通って崖を降りていくと真横に壮大な滝が現れます。
「諾日朗瀑布」は中国最大幅で320mあり一面に飛び散る水しぶきがレンズと身体に
心地よく降りそそぎます。

ここから入場ゲートまでの全長14kmの樹正景区コースを、徒歩とエコバスを乗り継いで下ります。

谷を流れる水と岩の上にしっかりと造られた木道を歩きます。

 

・チベット村「樹正寨」の見学ではパンダ姿の店員さん

 

双龍海の黄色い龍模様が見えます。

 

犀牛海・老虎海・樹正群海・双龍海・芦葺海など

 

空が白く濁っているため期待した湖水の彩りには今一です。
記念写真のような青空には巡り会えませんでした。

火花海の幻想的な鏡水面 

九寨溝のホテルでは民族舞踏団の衣装でのお出迎えがありました。

 

夕食は九寨溝郷土料理です。

ホテル前の土産店と食堂の町並み

 

明日も晴れそうです。

日則景区コース:全長17km(箭竹海・パンダ海・五花海・珍珠灘・珍珠灘の滝)
と長海景区コース:全長18km( 長海・五彩池)を一日かけてハイキングです。


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