9月8日。聖母マリア様の誕生日です。
マリア様、お誕生日おめでとうございます。お喜び申し上げます。(*'▽'*)♪
12月8日は無原罪のおんやどりの祭日。
マリア様のお母様が、マリア様を身ごもられた日。
つまり、マリア様が被造物として存在した最初の日です。
誕生日である9月8日は、懐胎からちょうど9ヶ月後。
教会の暦は、こうした実際の時間の経過によっても、救いのみわざを記念するように招くのです。
今日の記念に、小さなお話をしたいと思います。
その昔、・・・聖マリアに捧げられた小聖堂に通い、私は毎晩祈っていました。
世間知らずだった私は、新卒で入社した職場を非常につらく感じ、
毎日逃げ出したい思いと戦っていました。
マリア様に、自分の苦しさを打ち明け、ご聖体の前で祈り、そこから力を汲み取っていました。
数ヶ月をそのように過ごした後、・・・職場はある日突然、倒産しました。
そののち私は、ちょうど折り良く募集のあった、キリスト教関連の職場に応募し、
そこに務めるようになったのです。
私は辞めたいと祈ったわけでも、よもや会社を倒産させてくれなどと願ったわけでも
ありませんでした。 むしろ、自分の都合では辞めたくなかったのです。
カトリックに入信したばかりということもあって、教会の雰囲気から離れなくてもすむような
職場に行きたいと心の望みはあったものの、・・・
それをマリア様に願ったわけではありませんでした。
しかし、まるで私にあつらえたかのような職場が、突然与えられたのです。
「マリア様、つらいです、自分ではどうしていいかわかりません、私を助けてください」
毎日そう祈っていた私でした。それなのに、マリア様は、私の心の奥にある望みを
汲み取ってくださり、思いもよらない形で、それを叶えてくださったのでした。
倒産した会社の、最後の出社になったのは、9月8日。
マリア様の誕生日でした。
それ以来、この祝日を、特別な気持ちで迎えるようになりました。
長い間忘れていたこの思い出を、今日思い起こして、もう一度感謝したいと思います。
この祝日を、たどたどしい、おぼつかないノヴェナで迎えました。
マリア様、ありがとうございます。
この祈りを思いつかせてくださって、一緒に歩ませてくださったのは、ほかならぬマリア様でした。
自分の力が及ばないことを悟り、このノヴェナを共に祈り、共に歩んでくださいとお願いした、
かけがえのない3人の友に、心から感謝を申し上げます。
この恩人がたに、マリア様が豊かに報いてくださいますように。
そして、これから本当に、歩み出していくことができますように。
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