ニシベケミカルのサンダルの中でも稀有な存在なのがこの「VIC No.601 ジャンプ」。
2014年の春夏カタログに登場し、翌2015年にはカタログから消えているまさに幻のサンダルだ。
しかも、このジャンプ以来2019年まで新作は出ておらず、そればかりかカタログからは定番と思われていたサンダルまでが無くなっていった。
大幅に種類が減り始めた「その先駆け」という位置づけもできるサンダルなのです。
で、これがその「ジャンプ」なのですが、ディティールにこだわりのある良いサンダルで紳士用として非常にシックにできてます。
いかにも革で作ってあるかのようなデザインなので、サンダルOKな職場だったら迷うことなく選ぶと思います。
そして、このサンダルのもう一つの特徴は、他のサンダルではあり得ない「反り返ったつま先」。
斜め前から見ただけでも底の模様が見えるくらい反り返ってます。
もしかしたら、お年寄りが小さな段差で転んでしまうことを懸念してつま先を反らせたんじゃないかというのが私の推理(というか想像)です。
もちろんニシベケミカルらしく履き心地はとても柔らかく、ダンヒルのようにタイトでもないので、私は「イザ」という時にこのジャンプを着用することが多いです。
まぁ、そのイザというのは人前で便所サンダルの話をするときしかないのですが。
※8月31日追記
ありがたいことに実はあるお客様からこのジャンプの記事についてメールをいただきまして、ご紹介の承諾を得た上で追記です。
>この601はスキージャンプの板をモチーフにして作られたのではないでしょうか?
>名称の『ジャンプ』もここからきているのではないかと思いました。
>
>601がカタログに出たのが2014年ということで調べたらところ、ソチ五輪が開催された年でした。
>
>No.1400 サッカーもワールドカップが契機だと便所サンダル大全に書かれていたように、
>この601もオリンピックがらみで出されたモデルではないかと推理しました。
>名称の『ジャンプ』もここからきているのではないかと思いました。
>
>601がカタログに出たのが2014年ということで調べたらところ、ソチ五輪が開催された年でした。
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>No.1400 サッカーもワールドカップが契機だと便所サンダル大全に書かれていたように、
>この601もオリンピックがらみで出されたモデルではないかと推理しました。
なんと、ソチ五輪の年!
そうなると、つま先の反り返りから「スキージャンプ」がイメージでされた可能性が高いというか、私もそうとしか思えなくなってまいりました。w
今度ニシベケミカルの方にお会いしたら、ジャンプとB・Mは名前の由来を確認したいと思います!
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