女下駄

女下駄：　藤沢周平：原作　松平定知：朗読

登場人物
清兵衛　　13年前に女房を病気で失った、40過ぎの、実直で腕の立つ下駄職人。
お仲　　　30半ば、10年前、ぐうたら亭主と別れて清兵衛と再婚。
長次郎　　下駄屋松屋の手代。

あらすじ
清兵衛とお仲は再婚だが心から愛し合い、信じ合って、仲睦まじく暮らしている。
ところが、清兵衛は、長次郎から女房のお仲が町で若い男と一緒にいるのを見た、と告げられた時から、心穏やかで居られなくなってしまう。
妻と会っていた男は元夫ではないかと思い、信じていた妻の過去に疑いを抱き始め、妻の分かれた夫のことを調べた。
やけ気味に酒を飲んだ帰路に妻が若い男と一緒にいる所を見て傍らに身を隠す。二人の会話を聞いていると、若い男は川越に住む弟であった。弟は江戸に出て働きたいという希望をお仲につたえ、お仲は川越で働くように諭しての面会であった。
すべて理解した清兵衛はお仲に過去の事はいいから心配事はすべて話してほしいと伝え、より強い夫婦間の信頼を築いていく。
発行形態　:　ＮＨＫＣＤ
発 売 日　:　2004年（平成16年11月）放送
詳細　：シリーズ藤沢周平を読む　ＮＨＫラジオ第一放送「特集　私の本棚」問題小説（昭和54年）