悪天候で今日に延期になった阿蘇市波野の坂の上牧野の野焼きに行く。
朝8時半にスズラン公園近くの集合場所に着くと、
自分以外のボランティアさんは既に準備万端で集合されていた。
9時集合なのに。。。
何となく急いで準備。
靴を履いて、ゼッケンをつけて、笛を下げて、マスクをして、
ヘルメットをかぶって、消火用水を入れたリュックを背負って。
時折、強い風が吹いていた。
今日の牧野は、すぐ隣にスギ林があるので延焼危険だ。
昨年まで牧野を管理されていた方が病気になり、
30歳くらいの若い畜産家さんが管理を受け継がれ、
今日が初の野焼きとのこと。
かたや、我々ボランティアは自分が最年少でベテランぞろいの6人。
しかもリーダー資格を有する黄色ヘルメットが4人。
最強メンバーだ。
野焼き開始予定時間が近づき、
責任者の若い畜産家さんが実施を悩まれている中、
ベテランボランティアの方が延期を進言される。
「延期されても応援に来ます。」
力強い言葉だ。
今日集まったのは地域の方が2人、ボランティアが6人。
今日の強風は昨日から予想されたので中止になるだろうと予想していたが、
若い責任者は野焼き開始時間まで判断を待たれた。
昨日のうちに判断されれば、わざわざ集まる必要はなかったが、
未来の阿蘇の草原を担う若い畜産家に誰一人として文句を言う者はいない。
むしろ延期を判断された若者を称える雰囲気だった。
「次、また、お願いします。」
帰り際、若い畜産家さんが声をかけられた。
う~ん、平日は休みを取らないといけないので難しいんだよなぁ。
気軽にボランティア休暇が取れる社会になってほしいものだ。
早起きして2時間近くかけて波野まで行き、
野焼きを手伝うことは出来なかったが、
気持ち良く集合場所を後にする。
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朝9時過ぎに阿蘇市波野で暇人になった。
せっかくなので、
昨年完成した産山村のヒゴタイ公園トレイルコースを走ってみることに。
標高900mに位置するヒゴタイ公園は、
牧野以上に強風が吹いていた。
管理棟を訪ねると誰もいない。
さて、入っていいのか。
管理棟に貼ってあった案内に電話すると
「どうぞ、どうぞ。」
と、快い返事をもらった。
1周2kmのトレランコースはもとより公園自体に誰もいない。
広すぎるヒゴタイ公園を弁天ジョガー貸し切りだ。
公園内の園路を、ここからスタート。
激しい上りで、走るというより走るフォームで歩く感じ。
どんどん上る。
上ってしまえば、阿蘇の草原が見渡せる広い草原を駆け下りる。
写真は無いが、途中、渓流沿いの登山道っぽいところも長い。
トレランコース半分、クロスカントリーコース半分という感じ。
天気が良ければ景色が最高のはずだが、
今日は激しいアップダウンに加え強風+霧雨で、
かなりのハードワーク、良い練習になった。
このコースを監修したのは、ランニング学会公認指導員の小山賢太郎さん。
ラグビーワールドカップで一緒に仕事をした仲間なので縁がある。
次に会う時は、「良いコースですね」と言わねば。
いい汗かいた後は、産山村の「御湯船温泉」へ。
硫黄の匂いがする黄味がかった泉質は身体に良さそう。
温度も熱いほうが43度、温いほうが42度でちょうどいい。
ヒゴタイ公園に続き、温泉(男湯のみ)も弁天ジョガー貸し切りだ。
せっかくなのでスマホで写真を撮る。
産山村は、阿蘇大神『健磐龍命(たけいわたつのみこと)』の
御嫡孫誕生の地と言われている。
「御湯船」は、御嫡孫がここで産湯につかられたことに由来している。
阿蘇まるごと検定を受け「阿蘇の達人」に認定された知識を披露してみた笑
今日は、産山を満喫。
やっぱり阿蘇は良いね。
3/16(火) トレラン 1h17min 10.0km