今日は、天水町で開催された俗称『天水みかんマラソン』に参加。
天水中学校グラウンドをスタートゴールに標高差200mのミカン山を駆け上がって下るコース。
10kmのエントリーは78人。
今まで参加した大会で最も小さなマラソン大会だった。
玉名市には平成20年から3年間勤務し、
特に天水の方々には優しくしていただいた。
一度は参加せねばと思っていたが他の行事と重なってなかなか参加できず、
今回、初の参加だ。
天草マラソンで痛めた股関節痛がひどく歩くだけでも一歩一歩ズキンズキン、
普通なら欠場するところだが、
どうしてもお世話になった天水の方々に会いたくて会場に向かった。
駐車場の案内から受付まで何人もの見知ったスタッフから声をかけていただく。
参加賞だけもらって帰ろうかとも考えたが、
救護車のT上さんから「救護任せてください。」と背中を押されてスタートラインに立った。
10時30分、マンボウのまつえみさんと話していたら、いきなり号砲、あわてて駆けだした。
最初の1kmは水田に囲まれたフラットな農道、
左足の痛みがひどく力が入らず、ほとんど右足だけで走っているような感覚。
背中にまつえみさんの気配を感じ、途中ではつじちゃんの声援もあり、
スピードを落とせずに3'58"で1km地点通過。
「足、引きずってますよ。」ってまつえみさんから指摘され、我に返る。
『無理せずに走らなければ。』
1.3km過ぎから強烈な登りに入ると、
「足、大丈夫ですか?」って、追い越していく救護車の窓からT上さんの声。
「頑張ります。」と答えてゆっくりと足を進める。
コース途中に立つスタッフは、ほとんどが見知った顔。
草枕温泉前ではM上さんから、
「あた、なんばしよっとな。」
「え~っ、走ってますよ。」
「やおいかん。」って言われ(笑)
八久保のポンプ小屋下ではO川君と、
「次の坂がきつかですよ。」
「もう充分きつかばってん。」
「ハッ・ハッ・ハッ」って話しをせんといかん。
折り返し地点では、別のM上さんが、
「弁天ジョガーちゃ~ん、ファイトォ~。」って、
大声で叫びながら両手を振っているので、
「天水の坂はきつかですねぇ~。」って叫び返してスピードアップ、
「わっ、はっ、はっ。」って笑い声で背中を押される。
折り返すと4km続く強烈な下り。
痛めている足ではかっ飛ばせずに用心して足を進めていると、
救護車が待っていて
「足、大丈夫ですかぁ、乗らんでよかですかぁ?」って気を使っていただく。
「頑張って走りま~す。」って返して、みかん山を眺めながらゆっくりラン。
「頑張ってくださ~い。」
「ファイトォ。」
って、見知ったスタッフから温かい声援をもらいながら天水中を目指す。
天水中直前の農道では笑顔のつじちゃんから優しい声援をもらい、
ゴール前には嫁さんと姉さんが待っていた。
49'25" 40歳以上男子45人中14位、総合78人中25位でゴールした。
ゆっくり走ってこの結果、
股関節痛もそれほど悪くならずに走りきることができ満足だ。
マンボウのmorimo10さんは総合3位、40歳以上男子2位、
まつえみさんは女子1位、
「一緒におんなった人は、速かですねぇ。」って、
スタッフに言われ、なぜか自分が鼻高々。
ゴール後は、熱々で具だくさんの豚汁をすすり、お楽しみ抽選会を楽しく眺め、
もらった弁当は、実山公園でシートを広げて嫁さんとピクニック。
参加賞でもらった温泉券で草枕温泉に行き、
これまた参加賞で一箱もらったみかんを頬張った。
曇り空で、小さな雨粒が落ち、少し肌寒い天気だったが、
温かい気持ちになったアットホームな大会だった。
また出たいと思う。
11/23(金) レース参加 49'25" 10km + jog 2km