天草下島の北西端、苓北町で開催される夕やけマラソン。
その名のとおり、天草灘に沈む夕日を楽しむことができる。
昨日(11/5)は、その夕やけマラソンハーフ21.1kmに参加してきた。
熊本市から苓北町は遠い。
しかし、夕やけマラソンはスタートが14時30分。
いつもと同じ時間に起床し、朝の身支度を整えて8時に自宅出発。
仕事の出張と同じ感覚だ。
天草市本渡で開催されている天草大陶磁器展を少しだけ覗いて、
会場には12時30分に到着。
スタート2時間前会場入りは余裕の時間設定。
受付を済ませスタート場所とトイレの場所を確認したら、
シャツにゼッケンをつけたり、故障中の左ふくらはぎにテーピングをしたり、日焼け止めを塗ったり、配付された資料に目を通したり・・・
ゆっくりと準備を進める。
会場には速そうなランナーがけっこういて驚く。
前回2014年に参加した際は、小規模でアットホームは田舎大会だったのに…
1時間前からアップジョグ開始。
青空が広がっていたが、心地よい海風が吹いて暑さは感じない。
ゆっくりゆっくりと足を進め、違和感のある足の調子を探る。
全力は無理そうだが、何とかなりそうだ。
2kmほど走った後は、念入りにストレッチ。
普通なら全力の8割程度の100m流しを3~4本入れるのだが、今日は無し。
今日のレースプランはキロ5分半で2時間切り。
足の調子を見ながらペースアップが出来そうなら頑張るプランだ。
14時33分、号砲とともにゆっくりと走り出した。
スタート地点の苓北町総合グラウンドから富岡城を目指す。
富岡半島に入ると多くの民家の前には一家総出の笑顔と声援が続き、
その人柄の良さや賑やかな雰囲気に心癒さる。
「ありがとうございます。ありがとうございます。」
と、できるだけ声援に応え、手を振りながら走り抜ける。
これこそ、アットホームな地方大会の良さ、
ハイタッチは自粛せざるを得ないが、
地域の方と触れ合うことができる楽しいランだ。
富岡の港から富岡城方面に息を切らして坂を上り、
城跡直下まで来たら下り、一気に富岡海水浴場まで走りきる。
両側に海を感じる富岡の砂州を抜けて南下、
大きな工場のような苓北火力発電所を抜け都呂々の集落へ。
右側には東シナ海が広がり、水平線を見ることができる景勝地。
ここにも沿道には地域のお年寄りが何人も応援に出られており、
200人を超えるランナーが走るなんて1年に1回だけのお祭り騒ぎだ。
地域の皆さんの笑顔と声援に背中を押され、
左足の違和感も、10km超を走ってきた疲労感も忘れてしまう。
前半はキロ5分20くらいで抑えて足の様子をみながら走ってきたが、
おじいちゃんとおばあちゃんの応援でギアをあげた。
なんとかなりそうだ。
この大会には、ラン友で酒飲み友のおまつさんが10kmの部に参加している。
スタート前にあった時、イケるとこまで頑張ってみると話していた。
目の前には、数年前に同じ職場に勤務したT田先輩が頑張って走られている。
自分も少し頑張ってみようか。
左足の違和感を心配して抑えて走っていたが、
ストライドとピッチをあげてキロ5分ちょっとにペースアップ。
頑張っている自分が誇らしい。
ラスト2kmからはキロ4分台にあげてスパート。
最後まではもたなかったが息を切らし気持ちよくゴールすることができた。
ありがとう天草、ありがとう苓北。
ゴール後は、苓北温泉にザブリ。
湯船から窓越しだったけど、ちょうど海に沈む夕日を眺めることができた。
サイコーの一日。
518 524 518 508 519 514 511 516 517 507
515 503 511 501 505 511 456 459 501 443
503 018 <1h48m28s>
11/5(土) race 1h48min 21.1km + jog 2.9km
11/6(日) walk 5km