海を思い浮かべながら
今夜は眠ろう
夢のなかでも
海と遊ぶことができる
夢のなかの海の眺め
夢のなかの潮の匂い
夢のなかの波の音
夢のなかのカモメの飛翔
夢のなかの海の青
夢のなかの海の夕陽
すばらしい海の情景を
いっぱい思い浮かべよう
こんどの日曜日には
また海に行ける
今夜は夢のなかで
海を思いながら眠ろう
海を思い浮かべながら
今夜は眠ろう
夢のなかでも
海と遊ぶことができる
夢のなかの海の眺め
夢のなかの潮の匂い
夢のなかの波の音
夢のなかのカモメの飛翔
夢のなかの海の青
夢のなかの海の夕陽
すばらしい海の情景を
いっぱい思い浮かべよう
こんどの日曜日には
また海に行ける
今夜は夢のなかで
海を思いながら眠ろう
記憶と憧れは
いつでも詩の源泉だ
なつかしいものの記憶から
詩は生まれてくる
好きなものへの憧れから
詩は生まれてくる
なつかしいもの好きなものが
個別の世界をつくっている
ぼくの内面には
いくつもの海の記憶がある
ぼくの内面には
いつでも海への憧れがある
これからの日々にも
海の詩が生まれてくるだろう
海の 記憶と憧れは
いつでも海の詩の源泉だ
夏のある日
ムクゲの花に関心をもった
夏のある日
サルスベリの花に関心をもった
夏のある日
ペンタスの花に関心をもった
花に関心をもつと
戸外が楽しくなることを実感した
夏のある日
ムクゲの花の詩が生まれた
夏のある日
サルスベリの花の詩が生まれた
夏のある日
ペンタスの花の詩が生まれた
ぼくは好きになる花が
内面の輝きになることを実感した
夢のなかでは
詩はシンプルで美しい
詩にはかたちがある
詩にはリズムがある
詩には言葉の絵がある
心にのこる一行がある
夢のなかでは
詩は生命感に満ちている
詩にはいのちがある
詩には光と影がある
詩には言葉の結晶がある
心にのこる情景がある
夢のなかでは
詩はシンプルで美しい
詩にはこころがある
詩には普遍性がある
詩にはポエジーがある
心にのこる世界がある
季節のめぐりのなかで
めぐりあう花の数々
季節の花々は
いつ見ても新鮮だ
花を好きになったら
花との出会いが生まれた
街で花を見かけたとき
なんど立ち止まったことだろう
近所で花を見かけたとき
なんど立ち止まったことだろう
ペンタスの花などは
見た場所までも覚えている
好きなものと出会うと
世界はいっそう広がっていく
いまなら花の好きな人とでも
ひととき会話を楽しめそうだ
世界は生きている
世界は動いている
世界は現在進行形
世界は刻々変化している
生きることは
好きなものと出会うこと
好きなものと出会えたら
世界はいっそうすばらしくなる
生きることは
憧れに向かって歩くこと
憧れの対象が広がれば
世界はいっそう広くなる
可能性を信じることだ
可能性は束になってある
何を選ぶかによって
世界の印象が変わってくる
世界は可能性に満ちている
世界は出会いに満ちている
どの方向に歩いていっても
可能性は束になってある
世界は生きている
世界は動いている
憧れに向かって歩いていくと
どこかで何かとめぐりあう
誰かが風にふかれている
誰かが歌をうたっている
小さなシルエットが海を見ている
生きていることは不思議だ
見なれた近くの海辺にも
さまざまな人の人生がある
生きていることは不思議だ
海辺の時間が
さまざまなドラマをつくっていく
一瞬一瞬変化していくこの世界
海辺ですごす人には
海辺のイメージが刻まれていく
海辺ですごすこのひととき
ぼくも風にふかれている
ひとりで海を眺めている
若葉の季節には
風は若葉の匂いをふくむ
若葉は濃淡さまざまで
若葉めぐりは心たのしい
街で見かける街路樹の若葉
郊外で見かける木立の若葉
見る場所は違っても
若葉のイメージは新鮮だ
まばゆい若葉の景色が
どこまでも広がる五月
若葉の世界を歩いていると
若葉の詩も生まれてくる
樹液の夢は 若葉の緑
エメラルドグリーンの若葉の色
若葉の夢は 青空への飛翔
梢でとびかうモルフォ蝶
樹液の夢よ 若葉の夢よ
ぼくの夢の行方にも
海の青 空の青が見える
遠い潮騒が聴こえてくる
若葉の季節には
風は若葉の匂いをふくむ
青葉若葉が梢に満ちて
ぼくらの心も若葉に染まる
海辺には潮風がいっぱい
海辺はなつかしい
海辺は
海と空と大地の出会うところ
海辺では
海と空と大地を見ることができる
海辺ですごすひとときは
もっとも自然が身近なときだ
目の前には
海と空の広い大きなパノラマがある
潮風や波の音が
海のすばらしさを演出する
カモメの飛翔や飛び魚の影が
ときには生活のアクセントになる
海辺には開放感がいっぱい
海辺はなつかしい
なつかしいものの記憶から
詩は生まれてくる
好きなものへの憧れから
詩は生まれてくる
内面の世界では
詩はいのちのよろこびだ
内面の世界では
詩はいのちのかがやきだ
内面の世界では
詩はいのちの祝福だ
心に残る記憶がある
未来への憧れがある
シンプルな美しい詩
生命感にあふれる詩
さまざまな記憶と憧れから
詩は生まれてくる
午後の陽光がぼくをつつむ
木漏れ日が眼にはまぶしい
噴水公園のベンチで
<いま>の時間をすごす
ひとりの時間も
ときには素敵だ
噴水の白い水しぶきが
心を日常感覚からとき放す
近くの高層ビルの窓が
陽光を反射している
木立を抜ける風が
涼しさをはこんでくる
噴水の水の白いポエジーや
周囲の素敵な情景が
ぼくの内面の世界に
新しい体験を加えてくれる
都心の噴水公園での
滞在十五分のひとときにも
ぼくの人生の一部分がある
記憶に残る情景がある
このいのちのひとときを
誰も知らなくてもいい
ぼくのひとりの時間にも
午後の陽射しはあたたかい
新鮮なものの見方には
心をひかれる魅力がある
新鮮なものの見方ができたら
どんなにすばらしいだろう
検見川の浜の海の突堤と出会って
新鮮なものの見方の体験をした
たとえば突堤を歩きながら
光る海を眺める
長い海の突堤を歩いていくと
複数の地点から眺めることができる
光る海の輝きを
いろいろの角度から見ることができる
海を見る場所の違いによって
複数の光る海の眺めを体験できる
海の突堤はすばらしい
新鮮なものの見方まで体験できる