ゆっくりと歩いていると
見えてくるものがある
目の前に現れてくるものが
未来とつながっていく
見るもの感じるものから
何かがはじまっていく
きょうは花祭りの日
庭の花桃の花が咲いて美しい
戸外から帰ってくると
知人のサイト再開の便りが届いていた
桜文鳥を手で遊ばせながら
ぼくはふと思う
ゆっくりと歩いていると
見えてくるものがある
世界は生きている
世界は動いていると
ゆっくりと歩いていると
見えてくるものがある
目の前に現れてくるものが
未来とつながっていく
見るもの感じるものから
何かがはじまっていく
きょうは花祭りの日
庭の花桃の花が咲いて美しい
戸外から帰ってくると
知人のサイト再開の便りが届いていた
桜文鳥を手で遊ばせながら
ぼくはふと思う
ゆっくりと歩いていると
見えてくるものがある
世界は生きている
世界は動いていると
ふとすれちがった一瞬にも
心がふれあうことがある
ふと聞いたひとつの言葉が
いつまでも残ることがある
ささやかなきっかけが
ときには新鮮な感動を運んでくる
丸い地球のこの一点にも
ときには新鮮な歓びが訪れてくる
ぼくらはまた
誰かと出会うだろう
ぼくらはまた
なにかと出会うだろう
生きていることは不思議だ
生きていることはすばらしい
どんなにささやかなことでも
心に残る記憶は人生の一部分になる
季節のめぐりのなかで
めぐりあう花の数々
季節の花々は
いつ見ても新鮮だ
花を好きになったら
花との出会いが生まれた
街で花を見かけたとき
なんど立ち止まったことだろう
近所で花を見かけたとき
なんど立ち止まったことだろう
ペンタスの花などは
見た場所までも覚えている
好きなものと出会うと
世界はいっそう広がっていく
いまなら花の好きな人とでも
ひととき会話を楽しめそうだ
樹液の夢は 若葉の緑
みずみずしい若葉の色
若葉の夢は 青空への飛翔
梢をとびたつモルフォ蝶
春の草木の夢を思う
小鳥の卵の夢を思う
蝶のさなぎの夢を思う
世界は夢でいっぱいだ
いのちには夢がある
世界は夢に満ちている
素粒子ほどの大きさでも
いのちの夢は美しい
世界の音楽には
天使の夢という曲まである
天使の夢も
きっと素敵な夢なのだろう
樹液の夢よ 若葉の夢よ
ぼくの夢のゆくえにも
海の青 空の青が見える
生まれ故郷の青い海が見える